カテゴリ:50&60年代男性ソロ
Archie Fisher MBE(vo, g, dulcimer, concertina, sitar/1939.10.13-) John MacKinnon(violin, mandolin) John Doonan(piccolo, whistle/1921-22-2002.3.8) produced by Bill Leader cover Brian Shuel 前回のポール&リンダ・アダムスでアーチー・フィッシャーの名前が出てきたので、ならば本人を出さないわけにはいかないなと選んだのですが、聴き始めて1分しないうちから瞳にハートが浮かんじゃってます、私。 こんなに美声だったっけこの人? スコットランドの重鎮フォーキーで妹が少なくとも4人もいる、某方面の諸兄にはものすっごく羨ましがられそうな人って認識だったんだけど、この初ソロを聴いていたら、ああいい声だなあ…って。 音域は高くはなくどちらかと言えば低め。曇りが一点もなさそうなダンディ声です。 ミステリアスなメロディでも大衆的なメロディでもたまらん! もうね、絶対フェロモン出てる。聴いてるだけで妊娠しちゃいそうなレベルだよ。あ、色っぽいけどエロは皆無ですので念のため。 トーンを抑えたギターがこれまた素敵。 翌69年にバーバラ・ディクソンと3人で「ザ・フェイト・オ・チャーリー」を録音することになるジョン・マッキノンのヴァイオリンも良いアクセントになっているし、アイルランド人で笛の名手でハイ・レヴェル・ランターズのオリジナルメンバーでもあるジョン・ドゥーナンのホイッスルも実にキュートです。 8のメロディはアン・ブリッグスやマディ・プライア&ジューン・テイバーが歌ったことで知られる“ドフィン(グ)・ミストレス”と同じです。 ほかにも10はマーティン・カーシーの名唱が忘れられないし、3人の魅力が等しく堪能できる5も好き。 7は歌詞の内容からして(英語苦手だからなんとなくだけど)ちびっ子と悪魔の問答の歌“フォルス・ナイト・オン・ザ・ロード”の別バージョンかな。 三十路前でこの貫禄…滋味すぎです渋すぎますアーチーさん。 プロデューサーとジャケット担当の2人も英国フォーク界ではど定番だね。
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Last updated
2015/11/14 07:18:04 PM
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