2002/08/23(金)14:22
●●の手習い、下手の横好き。
この秋には長男の、来春保育園入園の手続きを進めなくてはならない。そう思い始めると、おばさんは「育児」「子育て」から少しずつ、手かせ足かせがなくなってきたように誤解して、自分のやりたい事に無性に手を伸ばしたくなる。 「おい、やめとけよ。今更なんになるってんだ・・・」と自嘲笑いしながらオークションで落札した「Visuai Basic 6.0 LE」とその類の書籍。・・・ほんとにマジかよ。 やっぱりおばさんはプログラマー時代のあの痛快さが忘れられずにプログラマーにまたなろうと儚い夢を描いて、独学を始めた。 パラパラとページをめくり、例題、演習問題をこなしていく。うっへっへ。これが面白いんだなぁ。いやホント。肩こり、頭痛、目の疲れは著しい。でもやっぱ、毎日、30分ずつ学習している。 これで就職しようとは思っていない。こんなババァ雇ってくれるソフトハウス・・・・・あったら紹介してください。 まぁ、独学でコソコソ短編プログラム作って、フリーソフトでデビューでもしようかな。おばさんの夢は誠に身勝手で独りよがりである。人生、世の中、そう甘くない。んでも、わかっちゃいるけどやめられない。 傍らでは「手話事典」がせせら笑っている。おばさん自身は、「手話」は生涯学習、と心に決めているので、別に手話をやめたわけではないのだ。Basic学習は趣味、と思っている。そもそもおばさんは「趣味は手話です。」と言う表現が嫌いなので、「趣味は・・・」に続く何かが欲しかった。 ですので、おばさんが「手話」をあきらめたわけでも、気移りしたわけでもありません。手話は手話で奥深いコミュニケーションなのです。ゴールも正解もありません。 うむ・・・、これでプログラマーに復帰できたら、手話と筆談を混ぜながら、聴覚障害者と共にプログラマー育成ができるかもしれないぞ。 人生には始まりがあり終わりがある。おばさんはもう折り返しもとうに過ぎた自分を顧みる事もなく、幾つになっても可能性ばかりが存在しているように自分を錯覚しているような気もするのだが・・・。本人が好きでやっているのだから仕方がない。 部屋の向こうで、夜勤明けの配偶者が、疲れ切って、大口開けて、大の字になって眠りこけている。トランクスから・・・おい、横チン見えてるぞ。 配偶者の給与所得だけでの生活。生活が裕福ではないし、と言って、苦しいわけでもない。でも内緒でプロフェッショナル版を買おうとしているこのおばさんが、なんともすごく不逞を働く妻に思えてならない。Visual Basic プロフェッショナル版 約4万円也。