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クラシック音楽リスナーの局(tsubone)

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February 11, 2007
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今日のNHK FMの午後2時台のFMシンフォニーコンサートは東フィルのライブ演奏コレクションで,序曲4曲と残り時間にビゼーのカルメン組曲から1曲でした.その4番目に演奏された序曲がショスタコビッチの「祝典序曲」.

この曲を聴いて懐かしい,と思うのは私と同世代で中学・高校じぶんに吹奏楽をやっておられた方でしょう.もうどこの学校だったか忘れたけれど(...手持ちのアナログレコードを引っ張り出してみたら1973年の出雲第1中学だった),この「祝典序曲」を全日本吹奏楽コンクールの全国大会の自由曲で演奏して金賞をとっていた.コンクールにでたって,地区大会ですら入賞できないブラスバンド部にいた私は,そういう全国大会の入賞演奏を聴いて,同じ世代でなんでこうも違うのだろうと若干ひがみに似た気分も持っていました...

それはさておき,ショスタコビッチの作品というと,あの不可思議な和音と節回しで好き嫌いがはっきりする,というのが相場ではないでしょうか?そのなかにあって,「祝典序曲」はそういうショスタコビッチらしさからは離れた,明るく,シンフォニックで,一般的に親しみやすい,ほんとに祝典的気分が満ちた曲ですね.だから,初めて聴いたその入賞演奏も,むしろ作曲家の名前よりも曲の親しみやすさでかっこいい曲だなぁ,とおもったのが最初.そして,あとで作曲がショスタコビッチだと知ってビックリ,という次第でした.へぇ,こんな曲も書けるんだ~,という印象を持ちます.

放送はオーケストラ版ですが,もちろんこちらが本家で,吹奏楽でやるほうは編曲版ですが,吹奏楽の定番ピースにもなっていると思います.個人的には,やはりオーケストラ版のほうが,音色の幅が広く,ダイナミックレンジが広くて好きですね.今日聴いたとき,ちょっとだけショスタコビッチらしい節が顔出すところに気がつくこともでき,面白かった.この曲が入ったCD,もちろんオーケストラ版で探して買ってみようかな.

ちょいと昔へ時間旅行をさせてくれた放送でした.






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Last updated  February 11, 2007 10:55:20 PM
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