テーマ:社交ダンス(8680)
カテゴリ:映画のはなし
『舞踏と音楽は、人間が発明した最も初期的な快楽である。』
先日ビューティフル・マインドでご紹介した近代経済学の父、アダム・スミスの言葉です。 最初にこの映画を見たときは、まだ競技会に出た事もなくて、役所広司演じる『杉山さん』と同じように、リーダーは下向いてワルツを踊っていました。 体育館のダンスパーティで初めて踊るルンバに、全然リードもフォローもなく、曲を聴いてもそれがルンバであることさえ分からなかった私たち。この映画の主人公にかぶります。 ダンス教室で個人レッスンなんていう考えも全然なくて、レッスン料6,000円なんてべらぼうに高いな、と思っていました。 いま、あらためてこの映画を見ると、2級戦にしてはすごくレベルの高いルーチンをこなしてるなあ、と感心する事ばかり。 だいたいクイックステップで走ったりするのを取り入れたのは、私たちはC級になってからでしたし、競技会でルンバやパソの派手なバリエーションはまるで芸能人社交ダンス部みたいです。 役所広司は何となく雰囲気がうちのリーダーに似ていて、競技会で緊張しまくるところや、一生懸命練習する姿勢なんかとても共感できました。 ダンスされてる方には結構いらっしゃると思うんですが、ホームや電車で思わずステップ踏んでしまうところも一緒です。 この映画でダンスを始めた方も多いと聞いています。私たちはたまたまこの映画がはやった時期にダンスを始めたのでよく『Shall we ダンス?』といわれました。 珠子先生の言葉は、大きな大会に出て心の余裕がないとき思い出して、いまでも私たちを救ってくれます。 『ダンスはステップじゃないのよ。音楽を身体で感じて、楽しく踊ればそれでいいの。』 皆さん、楽しく踊ってますか? <ハリウッド版> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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