テーマ:社交ダンス(9074)
カテゴリ:ワンポイントレッスン
昨日ご紹介したドニーダンス道場(Donnie Dance Dojo, 勝手にD3と略します)ルンバ編の最初のレッスンはクカラッチャです。皆さんがよく、「8の字」と呼んでいるムーブメントです。
ルンバの基本中の基本。でも、これが美しく出来れば、それだけで踊りの質がアップします。 最初にセルゲイとメリアが、横に並んでクカラッチャを踊ります。次にクローズ・ホールドでもう一度。すごくきれいです。少なくとも私たちよりはずっと。 「あるレベルまでは、まあいいでしょう。」 ドニーはそう言って、レベルアップのポイントとして、次の3点を指摘します。 1 ボディの筋肉の使い方 2 アームの使い方 3 フット、レッグ、ヒップアクション 1の上半身の動きを身につけるために、両肘と両足を固定した練習法を紹介しています。たとえば、洋品店の試着室のような狭い部屋を想像してください。そこに入って、両肘を左右の壁に押し付け、足は肩幅に開いて固定した状態でクカラッチャをします。脇の下の筋肉を交互にギューギュー縮めなければできませんよ。 アームの使い方は、例えば右腕の場合、左側の脇の下の筋肉を縮めてそのエネルギーが右肩、肘、手首と連動して滑らかに動いていきます。ウェーブみたいな感じです。ドニーのアームワークは天女の羽衣のようになめらかです。 足下で大切なのは、カウント2&3でしっかりと踵をついたまま床から動いてはいけないという事。両脚部の太ももがそれぞれ抵抗力を持って関連し合って動くとドニーは言っています。私流に言うと、お尻にはさんだ1万円札を落とさないように「人」という漢字みたいな足の形をキープです。 最後にクローズホールドを直されていました。 最初彼らは、男性の左肘、女性の右肘がLの字に曲がってその肘をつけるように組んでいました。これって、私たちもこう習った気がします。ところがドニーは、「それは初心者の組み方だ。」といって、まるでタンゴホールドみたいな形に直すんです。 男性はバイオリンを抱えるように左腕を持っていき、女性の右手もスタンダードみたい。でもこれがとてもきれいに見えて、ここでまず目からウロコがぽろっと落ちました。 余談ですが、クカラッチャというのはスペイン語でゴキブリという意味だと聞いた事があります。両足でグリグリ、ゴキブリを踏みつぶすような動きだからだそうです。英語の「コックローチ」となんとなく響きが似ていますよね。 さて、今日はゴキブリ何匹やっつけようかな。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ワンポイントレッスン] カテゴリの最新記事
|
|