2007/08/22(水)11:32
こめっこ(その1)
関東圏から遠く離れた所にお住まいの方には、千葉県と茨城県の位置関係がいまいち曖昧だったりしないでしょうか。
私の場合、去年初めて山陰の大会に参加させていただくまで、島根県と鳥取県の違いが分りませんでした。
スカンジナビア半島の白地図にスウェーデンとノルウェーの国境を書きなさいなんて言う問題出されても『?』なのと同じレベルで、『島根県て、どこか知ってる?』という大将の問いに『知ってるよ。鳥取砂丘のあるとこでしょ。』なんて、おバカな答えをしてたくらいです。
ですから、米子(よなご)空港だって読めてなくて、
『まいこくうこう?あ~、こめっこ?』
大きな声じゃあ言えないような事言ってました。
こめっこ空港なんてかわいい。
さて、こちらが上空から見た鳥取県米子(よなご)市。
暑そうです。数日前、フェーン現象で38度を超える気温が観測されてニュースになってました。
空港からバスに30分ほどゆられて、米子駅に到着します。ここは去年の大会でも通過して、この地方に有名な20世紀梨のソフトクリームを食べたんです。
私達の興味は、ご存知の通り梨よりも地ビール。
ここ米子には、大山(だいせん)地ビールというのがあるってことは調べ済みです。
ところがこの地ビールの製造元は1700m級の大山の中腹にあり、私達が到着した時には循環バスも終わっていて、タクシーだと片道5000円はかかるということでした。
5000円あったら地ビール4杯ずつは飲めるぞってことで行くのは諦め、駅周辺でその地ビールが飲める店を製造元に電話して聞きました。エンヤキッチンという店にあるそうです。
駅から米子城跡に向かって歩いて行くと、歩道には所々、こんな星座のオブジェと神話の説明が書かれたプレートが配置されていました。こちら、夏には見えないオリオン座。
お店は感じのいいカジュアルな和風の居酒屋でした。まずはピルスナーで乾杯。
5時までの限定メニュー、エンヤご飯というお得なセットを注文しました。5品のおかずと御櫃で出される五穀米、お味噌汁とコーヒーまでついて1000円はとってもリーズナブル。なかでも、明太子ととろ~りチーズを巻き込んだだし巻き卵が絶品でした。
ビールはすでにスタウトとハーフ&ハーフへ移行。
お腹もいっぱいになった所で店員さんにお尋ねします。
「となりの米子城跡って、登れますか?どのくらい大変?」
学校の遠足で行ったことあるそうですが、ただ事じゃないくらい石段が急で、暑いさなかにはとても登れないし、日が暮れると真っ暗なので危険とのこと。
大将の目がキラリと光りました。
ま・まさか....。
「行けるとこまで行ってみようか。」
やっぱり....。
(つづく)
<鳥取名産ご紹介、アイスにジュースに梨です>