テーマ:社交ダンス(8586)
カテゴリ:映画のはなし
■ 善き人のためのソナタ
久しぶりに素晴らしい映画を見ました。ドイツ映画です。 ベルリンの壁が崩壊する5年前。東ドイツ国家は党に反する国民の統制と監視を強化しようとしていました。国家保安局のヴィースラー大尉は、劇作家ドレイマンとその恋人で女優のクリスタが反体制的であるという証拠を見つけるよう命じられ、24時間態勢で二人の生活を盗聴します。 しかしヴィースラーは、彼らの芸術や愛、自由主義思想に次第に影響され、彼らを助ける方向に行動して左遷されてしまいます。 第79回アカデミー賞外国語映画賞はじめ、世界で数多くの映画賞をを受賞した名作です。 ■ パフューム 18世紀、パリ。今では想像もつかないほどの悪臭に満ちた魚市場で産み落とされたグルヌイユは、強い生命力と天才的な嗅覚を持っていました。 どんな匂いも嗅ぎ分けることが出来、流行の香水もその複雑な成分をピタリと言い当てます。 彼はパリきっての人気調香師となりますが、彼の野望は『究極の香水』を作ることでした。 誰もがその香りに楽園を見ると言われる古代から伝わる香水です。そのために必要な、若く美しい女たちの匂いが連続殺人という形で採取されて行きます。 非常にアクの強い、サスペンスというよりファンダジーだと思うんですが、私は気に入りました。 お子さんと心臓の弱い方は見ない方がいいでしょう。 ■ パンズ・ラビリンス 少女オフェリアの新しいお父さんはスペイン恐怖政治の残虐な大尉でした。 近くで反体制派との衝突が続く中、妖精の化身である虫たちに導かれ、彼女は禁じられた森へ入って行きます。 そこで出会ったパン(牧神)に告げられたのは、オフェリアこそ地下の王国の王女であるということ。 母はお産で亡くなり、生まれたばかりの弟と二人。 オフェリアは王女として戻るための3つの試練を与えられ、牧神の迷宮(パンズ・ラビリンス)での冒険が始まります。 出て来る妖精も、牧神も、試練の相手も全部不気味です。でも非常によく出来てます。 大尉は平気で拷問や虐殺するし、これも子供は見ない方がいい大人向けのダーク・ファンタジーでした。 アカデミー賞3部門(撮影賞・美術賞・メイクアップ賞)受賞してます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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