テーマ:社交ダンス(8594)
カテゴリ:映画のはなし
先行ロードショーで見て来ました。 クリストファー・ノーラン監督が脚本も務めたとのこと、これは面白い映画です。 SFなんでしょうけど、ありそうなSFで完全に引き込まれました。 コブ(レオナルド・デュカプリオ)は人の夢に潜入してアイデアを盗む産業スパイ。 彼は夢を操るエキスパートです。 現実世界で5分の睡眠が夢の中では何日にも相当するので、最愛の妻モルとはお気に入りの夢の中で50年も過ごしたことがありました。 しかし夢の中で死ぬと現実に目覚められるという観念をコブに埋め込まれたモルは、現実と夢の判別がつかなくなって自殺してしまいます。 妻殺害の容疑で追われる身となったコブ。 そんな彼にビッグ・ビジネスのチャンスが訪れます。 大企業のトップであるサイトー(渡辺謙)がライバル会社を乗っ取るために、跡取り息子の潜在意識に会社を潰す意思を埋め込んで欲しいという依頼でした。 報酬として犯罪履歴を消し、二度と会えないと思っていた子供たちにも会えるようにしてくれるといいます。 コブは3層の眠りを計画します。 夢の中の夢の中の夢で、ターゲットの深層心理まで潜りそこに小さな考えを埋め込みます。 自らが会社を潰したくなるような種(インセプション)を。 相棒のアーサー、夢の世界をデザインするアリアドネ、夢の中でターゲットの知り合いに成り済まして誘導する偽装士イームス、ミッション完結まで深い眠りを持続させる調合士ユフス、そして結果を見届けたい依頼主のサイトーの6人で作戦は始まります。 各層の夢には必ず一人起きている人がいなくてはならなくて、その人が皆を起こす手はずを整えるんですが、ターゲットになった大企業の跡取りロバートはあらかじめこういった事態を想定した訓練を受けていますのでそれぞれの夢の層で激しいバトルが繰り返されるんです。 普通は夢の中で死ぬと夢から覚めるだけなんですけど、あまりにも夢の深い所で死ぬと戻って来れなくなるんですね。 2時間半くらいの映画なんですけど、凄く長く感じました。 自分もマインド・コントロールされてる気分。 しかもシャター・アイランドにも似た微妙な終わり方なんです。 これは夢なのか現実なのか...。 コブは夢か現実かを判断するために、小さなコマを持っていました。 それが回り続けたら夢、減速して止まれば現実。 最後にそのコマが映し出されて終わるんですけど、止まるのか回り続けるのか判断出来ないうちに暗転するんです。 実に興味深い映画でした。 予告編はこちらです。 インセプションお気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[映画のはなし] カテゴリの最新記事
|
|