テーマ:社交ダンス(8631)
カテゴリ:ワンポイントレッスン
今年のUK戦とブラックプールのアマ・ラテン部門でチャンピオンに輝いたスロベニアのユーリとヤグダが来日しました。
来日の本来の目的が、全日本選抜メンバーの強化合宿コーチとしてなのか(去年そうだったようです)、ダンスメーカーの専属モデルとしてなのか(タカダンスのモデルになったとのこと)詳しくは聞きませんでしたが、親父ギャグ先生とも長い付き合いで私たちも何度かレッスンを受けたことがあり、今回こちらの教室でもグループレッスンでルンバを教えていただけるということになったので行ってまいりました。(前回はこちら) 夜8時から始まったユーリとヤグダのグループレッスン、30名くらい参加されてたでしょうか。親父ギャグ先生が通訳してくれます。 テーマは重心移動とコネクション。 社交ダンスご存知の方は、『あー、それか。』って思う基本中の基本なんですが、実はこれがきちんとできてる人って多くないんです。 まず立ち方。これもダンスの基本なんですけどじっとしてる時は出来てても踊り出すと崩れるパターンがよくあるんですね。 特に『お腹をしまう、胸に光を当てる』ってところが私たちも忘れがちで、これはそうなってる時があればいいんじゃなくて、いつでもそうなってないといけない基本姿勢なんです。 立ち方の次は重心移動。つま先から土踏まず、そして踵へと足の裏で重心位置を感じながら身体を前後にゆらして行きます。 スタンダードもラテンもこの足の裏の重心移動がなめらかなムーブメントへとつながって行くんですね。 クカラチャはこれに左右の動きを加えたものです。右つま先→右土踏まず→右かかと→左つま先→左土踏まず→左かかと。 ヒップを回すのではなく足の裏の重心移動を感じながら、胸のすぐ下の当たりにヒップがあると思って、そこをゆっくりと8の字にローテーションさせます。(コレ、分かり易いです) ルンバウォークも同じ重心移動で前進後退、足が変わる瞬間に胸のすぐ下の当たりがローテーションするんですね。 今度はカップルで向かい合って行いました。 重心がつま先の時はほんの少し押し合う感覚、踵のときは引き合う感覚になります。 パートナーをチェンジしていろんな方とやってみたんですけど、一つ気がついたのは手に力が入ってしまう方が多いですね。 合気道でもそうでしたが、手の力抜くのって難しいんです。でも抜きましょう。コネクションは腕力じゃありません。(私もよく大将に押さないでって言われるんですけどね) その後、手を使わないでボディの動きだけで相手に知らせるってのも練習しました。これはかなり高度なテクニックですけど、テレパシーなくても男性にはっきりと伝える意志があって、女性に鋭い感受性があればできます。みなさん結構できてたようです。 最後にユーリとヤグダがルンバ踊ってくれました。音楽の取り方もさすがでしたね。ここしかないって所から踊り始め、特に曲を選んだ訳ではないのにその曲のために振り付けしたように踊ってました。 しかも二人の大きな存在感、はっきりと見える二人のコネクション、素晴らしいボディコントロール、滑らかなムーブメント、さすが世界チャンピオンだけあります。 あまりの素晴らしさにアンコールの拍手が鳴り止まず、それに応えてジャイブを踊ってくれました。 ジャイブって前傾で踊ると習ってはいましたが、こんなに前傾なんだっていいヒントもらえましたね。 45分間はあっという間でした。参加されてた方々は親父ギャグ先生のサークルの生徒さんがほとんどだったんですが、初めて見る世界トップレベルの踊りに興奮冷めやらぬ様子で、熱く語りながらお帰りになりました。 私たちはこの後、個人レッスンを受けます。その様子はまた明日。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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