テーマ:社交ダンス(8594)
カテゴリ:映画のはなし
スポーツ選手が薬物の力を借りて能力を上げることは禁じられていますが、頭脳の方は何か制限があるんでしょうか。
人間の脳は20%くらいしか使われてないそうで、もしそれをフルパワーで使えたら今より5倍くらい瞬間的にでも頭よくなる訳ですから何か凄い発明とか出来そうな気もします。 この物語はそんな夢のような薬が開発されて、ごく一部の試した人が体験する驚異的な生活の変化と副作用、それに絡む事件を描いたサスペンスです。 エディ・モーラ(ブラッドリー・クーパー)はニューヨークに住む作家。しかしいい作品が書けずに恋人にも逃げられ自堕落な生活を送っていました。 昼間から酒をあおりもうどうにでもなれと思っていたとき、街で偶然、元妻の弟ヴァーノンと出会います。 ヴァーノンは怪しい商売で身を立てていました。そしてエディにNZT-48というドラッグを一粒差し出すんです。 その効き目は驚異的でした。 一気に視界がはっきりし、本のアイデアも溢れるようにわき出します。 エディはその薬をもっと欲しくなりヴァーノンのもとを訪ねますが、彼は部屋で殺害されていました。 隠してあったありったけの薬を奪って部屋から出たエディ。 一日一錠飲むだけで天才的なひらめきは続き、その才能を遺憾なく発揮してたちまち財界のトップへと食い込んで行きます。 彼の才能に目を付けた財界のドンであるカール・ヴァン・ドーン(ロバート・デニーロ)もビジネスパートナーとしてエディに近付いてきました。 ロバート・デニーロさすがの風格でしたね。この人の役者ぶりにはいつも感心させられます。 エディは恋人とも復縁しバラ色の人生かのように見えましたが、その薬を狙う暗殺者の影、副作用の恐怖が忍び寄っていました。 久しぶりに面白いサスペンスを見たなという感想です。 主役のブラッドリー・クーパーは私の大好きなレイフ・ファインズの若い頃を思い起こさせるイイ男ぶりだし、ストーリー展開は速くて飽きません。 結末もすっきり決まって後味の悪さも残りませんでした。 『リミットレス』(Limitless) は、2011年のアメリカ映画。 アラン・グリンの小説『ブレイン・ドラッグ』(The Dark Fields) を基に製作されました。監督はニール・バーガー。あの『幻影師アイゼンハイム』の監督です。 予告編はこちらからどうぞ。 リミットレスお気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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