何回も繰り返し見る悪夢ってありますか？

私は以前逃げ回っている夢をよく見ましたが、逃げないことに決めてから見なくなりました。

この映画はSFで今のところ起こりえない話しですが、もし科学的に可能になったとしたら主人公は何度も同じ悪夢を見る羽目になるでしょう。




シカゴ行きの列車で目を覚ましたスティーヴンス大尉（ジェイク・ジレンホール）は、知らない女性に知らない名前で親し気に話しかけられます。

わけが分からずトイレに立って鏡を見た時、なんとそこに写っているのは見知らぬ男の顔でした。

そして突然起こる列車爆発。



目を覚ましたスティーヴンス大尉は突拍子もないミッションに自分が送り込まれていることを知ります。

人間には死んだ後にも死の直前の８分間の記憶が残っているそうなんです。

その記憶を利用して予告されている爆弾テロを阻止しようと言うのが狙い。

彼は列車爆破事件に巻き込まれて亡くなった犠牲者の一人の記憶を実験的に転送されていました。

そしてまた８分前に戻されます。



『犯人を見つけ出すんだ。』

彼女は同じ言葉で話しかけ、同じ人に靴の上にコーヒーをこぼされ、同じように駅で停車して、対向列車とすれ違い様に爆発。

スティーヴンス大尉は８分間の悪夢を何度か繰り返すうちに次第に犯人を絞って行くんですね。

これ以上お話しするとこれから見る方は面白くないと思いますのでこの辺にしておきますが、実に面白い映画でした。

スティーヴンス大尉って本当は一体何者なのか、なぜこんな実験的なミッションに関わっているのか、そしてミッションが完了して彼はどうなるのか。

是非、ご覧ください。

『ミッション：8ミニッツ』（原題：Source Code）は、2011年のアメリカ映画。ダンカン・ジョーンズ監督作品です。

このラスト、映画通ほどダマされる（らしい）。

予告編はこちらです。

ミッション：8ミニッツ