テーマ:社交ダンス(8261)
カテゴリ:下町人情物語
もうすぐ七五三の季節になります。
私が子供のころは数え年で祝うみたいな風習が残っていて、満6歳のときにお祝いしてもらいました。 着物が窮屈で、早く脱ぎたくてたまりませんでしたね。 記念写真もふてくされて写ってます。 保育園の同級生の中には満年齢で翌年やるという子もいて、まちまちだったんです。 今はどうなんでしょう。 この数え年という概念、最近ラジオで江戸時代の数の話しをやっていてようやく意味がわかりました。 インドで6世紀頃生まれたとされる数字の0(ゼロ)。 日本に入って来たのは幕末以降らしく、それまでは子供が生まれるといきなり1歳だったそうです。 お母さんのお腹で生きてるんだから0より1の方が理にかなってる気もします。 それで数え年は実年齢より1歳上なんですね。 正月を迎えると1つ年をとる数え方なので、12月31日に生まれた子供は1日にして2歳になったとのこと。 0歳から始まり誕生日ごとに年を加算する満年齢に移行したのが明治35年。 でも慣例的にまだ数え年は生き続け、七五三を始め厄年とか昔からの風習の中には今でも使われているようです。 ところで成人式の20歳。ハタチって読みますけど、これなんでそう読むかご存知でした? 1、2、3、4…は『ひー、ふー、みー、よー』と数えますが、それで行くと20は『はた』または『はたち』なんだそうです。 30歳過ぎのことを『みそじ』とか言いますけど、30は『みそ』40は『よそ』50は『いそ』と続いて100になると『もも』と言うそうですよ。 山口百恵ってなんで『ももえ』なのかと思ってましたけど、そう言う昔の数え方だったんですね。 20は何で『はた』と言うのかというと、両手両足の指を使って数を数えていくと20が限界なので端(はた)だそうです。 百(もも)は桃が木にいっぱいなってて数えられないくらいたくさんみたいな意味とのこと。 それなら柿でも栗でもいい気がしますね。 誰が最初に言い出したんでしょう。 ラジオを聞いてて気になったのは10(とお)の次の11って何て数えるのかということ。 調べてみたら『とあまりひとつ』だそうです。『とおひー』じゃないんですね。 もう一つ豆知識。 サザンオールスターズの『真夏の果実』の中で『四六時中も好きと言って』と歌ってますがこの四六時中。 意味は4かける6で24時間、つまり一日中ということなんですって。 ご存知でした? でももとは二六時中と言ったそうです。 昔は時間の数え方が『子(ね)の刻』『丑(うし)の刻』と一日12刻だったので、2かける6で12という訳です。 だじゃれ継承ですわね。 おあとがよろしいようで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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