テーマ:社交ダンス(8631)
カテゴリ:ワンポイントレッスン
ジャイブに続き、後半はルンバを見てもらいました。
一通り踊りを見てもらうと、ヤグダはいつもそうなんですがまず良かったところを褒めてくれるんです。 どんなに下手っぴでも。 5年前、初めてレッスン受けたときからそうでした。 でも今回は今までとはちょっと違う反応でした。 『あなたたちは本当にルンバを楽しんでる。これって、なかなかできることじゃないのよ。普通はルンバ踊るって言うと、ただ振り付けを踊る人が多いの。でもあなたたちのルンバには、なんて言うか、そう、楽しんでる(enjoy)のよ。』 ヤグダは感受性の鋭い女性なんでしょうね。 上手く言葉が見つからないのがもどかしいのか、私たちの踊りで何かを思い出したのか、涙ぐんでこう言ったんです。 『きっとこれが審判にも伝わっていい評価が出たんだと思うわ。この感覚をどうか、ずっとなくさないでね。』 大将が言うには、小学校の先生が久しぶりに会って成長した教え子を見るような気持ちになったんじゃないかとのこと。 私が思ったのはちょっと違います。 うららかな午後、手をつないで公園を散歩する老夫婦の、何とも言えない幸せな情景を見て心が熱くなるような感覚かなと思いました。 15年も一緒に踊ってると少しずつ培われる二人のオーラみたいなものが出るのかもしれませんね。 いずれにしろ踊りが凄くて感動したなんてことはあり得ないので、テクニック以外で二人を繋ぐ何かが見えたんでしょう。 さてレッスンはリード&フォローの話しでした。 ルンバは男性が頭脳(brain)で女性が花(flower)だそうです。 女性は何も考えずに、とにかく最高に美しいルンバウォークを継続しているだけでいいとのこと。 その方向とタイミングを操るのは男性のリード。 全く同じことを以前ブライアンのレッスンで聞きました。 頭では分かってるんですけどこれって本当に難しいです。 『リーダーはね、女性の振り付けを完璧に頭に入れておく必要があるのよ。女性は、ショッピングカートなの。それを運ぶのは男性の役目。』 このショッピングカート説は親父ギャグ先生のスローフォックストロットのレッスンで聞いたことがあります。 女性はセルフサービスをしてはいけない。 でもしたくなりますよね。 遅いから待てないんですよ、男性のリードを。 『リードが来なかったらルンバウォークを継続するのよ。そうしないと男性はいつまで経ってもリードを学べないわ。』 自分のリーダーのリードが下手だなあと嘆いておられる女性は多いと思います。 女性がブレインになってしまっているからかもしれません。 そういえばセレナのレッスンのときも、『女性がカウントするな』って言われたんでした。 女性は男性が上手くリード出来るようになるために、心を鬼にして『花』になりましょう。 バラでも、たんぽぽでも、お好きな花に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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