社交ダンスA級への道

2013/02/01(金)08:57

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

映画のはなし(629)

大好きだったお父さん。 よく一緒に探偵ごっこをして遊んでくれた。 アメリカ同時多発テロで父親(トム・ハンクス)を無くした11歳のオスカーは、その死をどうしても受け入れることが出来ません。 母親(サンドラ・ブロック)ともしっくりいかず、妙に頭がいいのでかわいくない神経質なガキと言った少年です。 ある日、父親の遺品と思われる花瓶の中から一つの鍵を発見します。 オスカーはそれを父親の残したメッセージだと信じ、母親には内緒で探偵まがいの行動に出ました。 鍵と一緒にあった『ブラック』というメモをたよりに、ニューヨーク中の『ブラック』という名前の人を片っ端から訪問して父親の痕跡を探すんです。 しかし広いニューヨークで、たった一つの鍵穴を探すのは大人でも至難の業です。 様々な出会いがありました。 彼の地図は次第に訪問したマークで埋まって行き、出会った人の写真は増えて行きました。 ブラック探しを始めて8ヶ月、ついにその謎が解けるんですね。 そして彼の長い探索は一人ではなかったことを知ります。 大切なものはすぐ近くにあってもなかなか見つけられないものなのかもしれません。 『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』(原題: Extremely Loud & Incredibly Close)は、2011年のアメリカ映画。 このものすごく長くて、ありえないほど分かり辛いタイトルは、少年オスカーの負うアスペルガー症候群の症状を表しているとのこと。 エレベーターや電車や電話のベル、すべての音が『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』ように聞こえて怖く感じるらしいです。 ジョナサン・サフラン・フォア原作の小説をスティーブン・ダルドリー監督が手がけ、昨年のアカデミー賞作品賞にもノミネートされていました。 リトル・ダンサーやめぐりあう時間たち、愛を読むひとなど様々な名作で評価を得ている監督さんです。 とてもいい映画でした。お勧めです。 公式サイトはこちら。 ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

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