テーマ:社交ダンス(8640)
カテゴリ:映画のはなし
いまから5億5千万年ほど前、海洋生物の種類が爆発的に増えたカンブリア紀と呼ばれる時代がありました。
これは私の想像ですが、ミニオンズもその時代に生まれて進化の過程を経て陸に上がった生命体ではないでしょうか。 この映画は一昨日・昨日とご紹介した怪盗グルーシリーズのスピンオフ作品で、子分キャラの愉快な軍団ミニオンズが主役。グルーに出会う前のお話です。 2015年に公開されて全世界での興行収入は『アナと雪の女王』に次ぐ世界歴代2位という大ヒット作品になりました。 子分体質は遺伝子に組み込まれているようで、ミニオンズは進化の過程でも常に『最強のボス』にくっ付いて生きてきました。 あるときは恐竜、あるときはゴリラ、古代エジプトのファラオ、中世のドラキュラ、そしてロシア遠征時のナポレオン。 ところがいつもミニオンズの誰かのドジでボスを失う羽目になり、ナポレオン亡き後は氷の世界でコロニーを形成していました。 でも彼らには必要だったんですね。 目標を与えてくれる『最強のボス』が。 生き甲斐を見いだせず覇気のない軍団の中からついに一人のミニオンが立ち上がりました。 ボス探しの旅に出る決意をしたケビンは、旅の仲間スチュアートとボブと共にニューヨークへ。 時は1968年、街にはニクソンが大統領選挙出馬のポスターになってたり、ベトナム戦争反対のデモ、洗濯物にはヒッピーの服、テレビでは奥様は魔女です。 閉店後のデバートでテレビをみていた三人(三匹?)は、フロリダ州オーランドで大悪党大会ビラコンが開催されることを知ります。 スター大悪党スカーレット・オーバーキルの新しい手下としてイギリスに向かったケビンは、彼女の自家用ジェットから氷の世界に住むミニオン軍団を呼び寄せます。 最初に与えられたミッションはエリザベス女王の王冠を盗む仕事。 いろんなパロディがちりばめられていて、それがわざとらしくないし、しつこくもないので製作者の才能を感じさせます。 アビーロードが登場したりパパゲーナを口説いたり、アーサー王伝説の石に刺さった剣を引っこ抜いてしまってボブがイギリス国王になってしまったり。 ミニオンたちは独特の言語を持っているのでほとんど何言ってるのか分からないんですが、時々知ってる単語が出て来るんですよ。 エリザベス女王の肖像画に向かって、 『ら・くからちゃ?』←(ゴキブリ:スペイン語) 犬に乗って遊んでるボブが雄叫び。 『やきとりー!!』←(何が言いたいのか分からないけど:日本語) 食べ物は分かります。 『ジェラトー!』←(アイス:イタリア語) 『バナナー!』←(バナナ.大好きみたい) 大将がiPhoneかざして必死に翻訳させようとしてました。 『ばとか?』 『まかろー!』 ミニオン語だから翻訳出来ないってば。 『ミニオンズ』(Minions)は、2015年公開のアメリカ映画です。監督はピエール・コフィンとカイル・バルダ、脚本はブライアン・リンチ。 とってもよく出来ていて最高に面白いです。 怪盗グルーシリーズを見なくても、これだけでも面白い。 私たちは3回見ました。(物まねを極めるため?) 予告編・公式サイトはこちらです。 ミニオンズ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015/12/05 09:16:41 AM
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