テーマ:社交ダンス(8594)
カテゴリ:映画のはなし
火星に置き去りにされた男の生還への道を描いた映画です。
火星への移住計画もあることはありますが、地球から行くのに何ヶ月もかかるし酸素も水もほとんどなし。 無人島でサバイバルなんていうのとは桁違いの過酷な環境です。 しかも通信手段もなく食料も1ヶ月分しかありません。 次に有人機が火星にやってくるのは4年後。 マーク・ワトニー(マット・デイモン)は植物学者で、火星ミッションの宇宙飛行士でした。 参加したクルー6名が火星の砂嵐で命の危険にさらされます。 ミッションを中断して帰還することになりますが、吹き飛ばされて行方不明のマークからは生命反応がなく死んだと見なされたんです。 ところが奇跡的に生きていたんですね。 怪我もしてるし、誰の助けも頼めない。 でも彼の心は折れませんでした。 専門分野の知識を活かし、火星でジャガイモ栽培を始めるんです。 NASAでは火星の観測を続けていて、そこに動く何かを発見します。 それが置き去りにされたマークであることが分かり、なんとか食料を届けようとしますがロケット打ち上げに失敗。 火星を出発した5名には彼の生存は伏せてあって、地球に戻るまでまだ数ヶ月かかります。 マークを助けるためだけに他のメンバーの命を危険にさらすことはできません。 人知を結集した世界規模のプロジェクトが組み上げられていきます。 『オデッセイ』(原題: The Martian)は、2015年のアメリカ映画。監督はリドリー・スコット、原作はアンディ・ウィアーの小説『火星の人』です。 これは面白い映画でした。 一人で頑張ったマークさん、頑張れた裏にはいろんな設備や資材が火星に残されていたこと、サバイバルできる知識を持っていたこと、強い意志と体力を持ち合わせていたこと、地球とのコミュニケーションを回復するための電子工学や自給自足のための化学や農学の知識があったこと、つまりみんなができることじゃないんですね。 帰還に当たっても超綱渡り的なミッションをこなす必要があって、とても常人では達成できないハードなものでした。 火星自体の環境も、地球との往復過程もとても大変そうです。 いつか海外旅行のように人類が火星に行く日がくるんでしょうか。 公式サイトはこちらです。 オデッセイ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016/05/04 09:14:52 PM
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