テーマ:社交ダンス(8310)
カテゴリ:旅行記
<歩き回ると足が疲れるから>
世界選手権の翌日、日本選手団はオープン戦にエントリーしていました。 朝からスペインの国内大会が行われていて、日本の級別戦のようなプログラムが組まれています。 私たちが出場する試合は夕方からでしたので、午前中くらいは観光できそう。 相変わらずどんよりの曇り空で時々小雨がぱらつく寒い一日でした。 歩き回ると足が疲れるからということで、私たちは約1時間でビルバオ市内を一周する観光バスに乗ることにします。 ネットで調べたところによると、この時期は11時、12時、13時の1日3本バスがありました。 これまでマヨルカやトレド、ドレスデンでもこういった観光バスを利用したことがあって、乗り降り自由だし日本語の音声ガイドが流れるのでやみくもに街を歩くより勉強になるんです。 ホテルのコンシェルジュさんに伺うとチケットはバスの中で買えるそうで、最寄りのバス停は歩いて10分ほどのカルチャーセンターの側にあるとのこと。 11時発車のバスがそのバス停に到着するのは11時半ごろとのことでしたので、ちょっと早めに出てバス停らしき場所で待っていました。 ところがバスが来るはずの11時半を過ぎても全くそれっぽいものが来ないんです。 スペインはなんとなく時間にルーズなイメージがありますから単に遅れてるだけなのかもしれませんが、ひょっとしてバス停の場所が違ってるのかもと不安になってきました。 去年もドイツで全然違う場所でバス待ってて大失敗だった苦い思い出も蘇ります。 15分過ぎてもこないのでついにカルチャーセンターの中にあるインフォメーションカウンターに聞きに行きました。 バス停は間違ってなかったみたいだったので、またそこにもどったんですが、こんどは聞きに行っていたちょっとした隙にバスが行ってしまったのではないかと二人でもめ始めます。 もうこうなったら始発の停留所に行って12時に出発のバスに確実に乗ろうと決めたのはいいんですが、あと10分でそこにたどり着けるかが問題でした。 大将は超早足でスタスタ停留所にまっしぐら。 私はどんどん距離を離され、歩き回ると足が疲れるからと言っていたのに結局小走りで後を追う羽目になります。 途中に何本も通常運行のバスとすれ違いました。 でも観光バスらしき2階建てのバスは全く見かけませんでした。 始発の停留所は世界選手権の前日に行ったグッケンハイム美術館の側にあります。 バス停にはA4サイズのまだ新しい紙っぺらが貼ってありました。 『Out of service』(運行休止) アハハハハハ。 乾いた笑いがこぼれましたよ。 ホテルのコンシェルジュさんも、インフォメーションカウンターの職員さんも、ご存知ない。 乗る人少ないんでしょうね。シーズンオフだし。 トボトボとホテルまで歩いて戻り、部屋で日本から持っていったアルファ米にお湯入れて食べました。 もうなんかレストランでランチの元気もでないわ。 私たちの午前中を返せだ。 他のみんな誘わなくてホントよかった。 (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017/11/18 01:04:00 AM
コメント(0) | コメントを書く
[旅行記] カテゴリの最新記事
|
|