テーマ:社交ダンス(8308)
カテゴリ:アートのはなし
<アルベルティーナ美術館>
ウィーン初日、2019年4月12日(金)に行った美術館です。 常設展示の中で一番有名なのはアルブレヒト・デューラーの野うさぎでしょう。 アルブレヒト・デューラー『野うさぎ』(1502) このウサギはウィーンのあちこちでレプリカを見かけました。 売店の上とか。 チョコレートなどのお土産物にも利用されてます。 写真左上の引き出しの中にもいますね。 モネからピカソへというテーマの常設展には、モネ、ドガ、セザンヌ、ロートレック、ゴーギャンなどの印象派から、ドイツ表現主義、ロシアの前衛派、そしてピカソをはじめとするキュービストへとヨーロッパのモダニズム芸術の流れが見られます。 モネ『蓮池』(1917-1919) オーストリア芸術からはアルビン・エッガー・リエンツやココシュカが展示されています。 それほど好きなジャンルではないのでさらーっと横目で見ながら流しました。 ピカソ『緑の帽子の女』(1947) 常設展示の他にいくつかの期間限定の企画展が開催されていました。 ルーベンスからマカルトへ:リヒテンシュタイン王子のコレクション(2019.2.16 - 2019.6.10)が今の所一番の目玉のようです。 生きているうちに名声と富を極める画家はそれほど多くないと思いますが、16世紀の画家ルーベンスは『王の画家にして、画家の王』と言われた最も成功した画家の一人です。 フランダースの犬にでてくるアントワープの教会の祭壇画が有名。 一方、19世紀のウィーンで『画家の王』と言われたのがハンス・マカルト。 ルーベンスの生誕300年を記念して描かれた絵画は有名で、その時代の寵児となりました。 ハンス・マカルト『クレオパトラの死』(1875) ここ企画展にはカナレットやヴァン・ダイクの絵画もありましたね。 リヒテンシュタイン王国のコレクションは日本でも何度か見たことがありますが、いい絵がたくさんあります。 バラの絵はアルベルティーナ美術館の階段の側面に大々的に描かれていて、みんなこの階段で写真を撮っていました。 フェルディナント・ゲオルク・ヴァルトミュラー『バラ』(1843) この他にも、ウォーホールからリヒターへ(2018.7.12 - 2019.4.22)や、マンフレッド・ウィルマン写真展(2019.2.8 - 2019.5.26)などいくつかの企画展が併設されていて、全部見るのに3時間以上かかりました。 ウィーン美術史美術館やベルベデーレ宮殿など、美術館はみんな巨大なのでそれなりの装備と心構えが必要です。 アルベルティーナの宮殿としての展示室もありました。 アルベルティーナのカフェはオススメですよ。 2019年4月23日から東京都美術館で『クリムト展』が大々的に始まるので、多分ベルベデーレ宮殿の中にあったメイン作品は今東京にあるのではないかと思われます。 こういうことってよくあるんですよ。はるばる行ってみたら『貸出中』みたいな。 アルベルティーナ美術館の公式サイトはこちらです。 (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/04/23 06:45:36 PM
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