テーマ:社交ダンス(8300)
カテゴリ:TVのはなし
30年間打ち込んできたフィギアスケートと4ヶ月前に始めた社交ダンスの違いについて、昨日の番組で村主さんご自身がいくつかあげられていました。
まず靴の違いから来る足さばきの違い。 ラテンダンスは主に親指・人差し指・中指の3本で踊ると言う感じで、軸足のぎりぎりをムービングフットが通過していきます。 スケート靴はエッジがあるのでつま先をどうこうする動きはないです。 靴の構造上、足首を伸ばす動きもないでしょうね。 そのせいか、ゲタ足というか甲を伸ばす意識がないです。 これは練習が必要ですね。 床から平気で足が離れるのも気になりました。 曲が決まっていないのも大きな違いだとおっしゃってました。 スケート競技はショートが2分50秒、フリーが4分(男子は4分30秒)で、デモやショーダンスのようにあらかじめ曲を決めておきます。 ジャンプの回数やスピンの回数なども規定があって、その中で高得点を狙える技を詰め込んでいくのがルール。 一方競技ダンスは種目によるリズムのスピードは決められていますが、選曲は大会運営者にまかされていますのでどんな曲がかかるのかフロアに入るまで未定です。 とは言っても種目の順番は決まっているので、音楽がかかってから『これはサンバなのかルンバなのか?』と言った混乱はありません。 気になったのは音楽が鳴ってもロペスが動くまで微動だにしないことですね。 まさにスケートだなと思いました。 踊り始めのきっかけの音が来るまで集中して氷上でポーズとってじっと待っている選手みたいに見えましたね。 ロペスの動きが踊り始めのきっかけだったんだろうと思いますが、周りの選手たちが動き始めている中、止まっている時間が長くて妙に浮いていました。 そういえば自分も初心者の頃こんなだったっけと懐かしくなりましたよ。 カウントを口に出してないだけまだましかな。 スケートは一発勝負なので、ダンス競技のように何回も踊るというのも大きな違いでしょうね。 競技ダンスは出場組数によって何ラウンドも踊って勝ち抜いていく形式なので、一日で数十曲踊るのが普通です。 その度に集中しなくてはならないメンタルな部分も違うでしょうし、スタミナが必要な競技でもあります。 解説ではパソドブレを絶賛してましたが、実は5種目の中で一番初心者に優しい種目なんです。 普通に歩くようにカカトから歩けばいいというのと、ヒップムーブメントがないので8の字なんかできなくても踊れます。 スタンダード・ダンサーがラテン踊るとこの種目が一番点が稼げるのではないでしょうか。 日本ではラテンというとまずルンバ・チャチャから習い始めますが、ヨーロッパではパソ・ジャイブから入ります。 移動距離がすごい的な発言もありましけど、スケートの移動距離には比べ物にならないですよね。 その辺は村主さんの最も得意な部類ではないかと思います。 スタンダード競技の方が得意かもしれないですね。 膝曲がってるのが普通だし。 相変わらず必殺ゲオルギーブリッジなんていうアニメみたいな名前を連発してましたけど、振り付けの面白さはさすがだなと思いました。 テレビ的に面白くなるように見栄えのする技を盛り込んでるんでしょうね。 一部しか写ってなかったのは他の部分はイマイチだったのかなと想像してしまします。 色の白さも化粧の仕方もスケートのままでしたね。 『観察眼』は動きにしか向いていなかったのかな。 自分も以前はこうだったなあとここでも懐かしさを覚えました。 あんまりぱっくり化粧すると初々しさがなくなるからわざとでしょうかね。 英美先生や瀬古先生にその辺のアドバイスは受けてればそれっぽくなってたはずです。 個人的な意見としては決勝に残る踊りではなかったと思いましたね。 大将は綺麗だし体幹の強さとかは他の女性より凄いといった意見で、私とは全く話が合わなかったんです。 オリンピックに出るほどの人ですから体幹が強いのは当たり前ですよね。 それに他の女性たちだって器械地層やバレエやベリーダンス経験者などですから体幹は強いんです。 スケートやってる人にとって一番怖いのは転倒なので、どんなバランスになっても立ってる意識は体に染み付いてるはず。 美貌や上半身の動きのなさがジャッジポイントになってるとは思いたくないです。 同じような踊りの出来なら綺麗な方を選ぶかもしれないですけどね。 日本代表ですから。 フットワークがイマイチな分、足上げやスピンやポージングで埋めてましたが、スピンもスケートとは大きく違うんです。 氷の上だと滑るので最初の勢いだけでくるくる回れるんですが、床はただ待ってるだけでは回れないんですね。 それにスケートの癖で首が体と一緒になって回ってしまうんです。 これはなかなか直せないです。 参加人数が16組と少なかったから決勝入りできたのかもしれませんね。 審判は男性しか見てないのかと思ってしまいました。 明らかに準決勝メンバーの方が踊れてますよ。 あんまり写ってなかったけど。 ロペスは昨年度のチャンピオンなんですから、もしこれが仕事でなくて誰とでも組めるんだったらもっと踊れる人と組んで連覇めざせたでしょう。 番組からお金もらってる手前、35歳以上の有名人女性と組む必要があって、無理を承知で話題性のある競技会に出場せざるを得なかった。 村主さんご本人も仰ってましたけど、練習時間がなくても合わせるしかないってことなんでしょうね。 競技用品をお探しですか お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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あるA級ラテン選手が、女性が弱いと男性まで弱く見えるんだなと言ってましたよ(笑)
(2019/08/13 12:06:22 AM)
女性がうまいと男性もうまく見えたりするんですよ。
強い立ち方とか歩き方を身に付けるのって、そう簡単じゃないですよね。 アメリカでスケートのコーチしながら短期間でそれなりの形にしてきたというのは、仕事とはいえ大変だったと思います。 二人での練習時間が短すぎてロペスも加減して踊ってましたよね。 (2019/08/13 09:23:56 AM) |
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