テーマ:社交ダンス(8306)
カテゴリ:ワンポイントレッスン
『プレパレーションて、何の意味があるんでしょうか。』
これ、ずいぶん長いこと疑問でした。 ワルツ踊り出す前に準備としてヨコに動いたりするアレ。 『俺様はこんだけでっかく動けるんだから、見とけよ。』 あたかもリーダーの心の声が聞こえるかのようでした。 でっかく横にプレパレーションしてる間に別の選手が前を横切ったりして出るタイミングを逸すると、プレパレーション終了状態でピタっと止まって待機。 そこからいきなりナチュラルターンに入ったりするので、あのでっかい横動きはなんだったのかしらということになります。 フォローするのも上手く行かないし、止まるなら最初からなくてもいいんじゃないかと思ってた訳です。 先日のタンゴのレッスンでようやくプレパレーションの意味がわかりました。 『女性にしっかり足を使ってもらうため。』だったんです。 横に動く必要は特にないということも分かりました。 ワインドアップすればいいんです。 野球ではピッチャーが振りかぶることを意味しますが、Wind upはそもそもネジを巻き上げるといった意味。 ゴルフで言ったらバックスイングのようなものです。 例えばタンゴのバウンスフォーラウェーから始めたいときは、リバース系ワインドアップになります。 足は動かさないで男性の右ひじが後に行く方向に上体を絞ります。 女性は左肘が前になる方向に絞りあげられて、左足の上にしっかり体重を乗せることができるんです。 その結果、右足を大きく後退する準備が整うといったわけです。 プレパレーションの法則について以前書きましたが、競技中にぶつかったりして止まったところからリスタートをかける場合、大体は男性が前進のステップから入ります。 前が見えてる状態の方が出るタイミングを図りやすいですからね。 ナチュラル系とリバース系では回転方向が逆なので、2種類のワインドアップを覚えておけば女性もすんなり出られます。 男性の右腕を後にワインドアップしたときはリバース系、逆に左腕の時はナチュラル系です。 最近はワルツのナチュラルターンから始めるとき、ワインドアップから入る術を学んだおかげで、プレパレーションしてる間に誰かが前に来てしまって出られなくなるなんてことがなくなりました。 スタンダードもほんのちょっとずつですが上達してる気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020/09/18 07:25:24 PM
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