2021/01/24(日)09:10
競技ルーチンを自分で変えて良いのか
高いレッスン費を払ってせっかく先生に作ってもらった振り付けが、どうにもしっくりこない時があります。
もっと練習すればできるようになるかもしれないけど、もう試合は目前。
そんな時、どうしますか。
結論を先に言えば競技ルーチンは自分で変えて良いと思います。
競技会で踊るのは先生ではなく自分たちですから。
去年はコロナ禍でほとんど試合がありませんでしたが、それまでは毎週のように試合という時もあったりして練習が追いつかないことが多々ありました。
新しいルーチンの方が、これまでのルーチンより良いことはわかっていても、試合で優先すべきはパフォーマンスなんです。
試合で練習させてもらうつもりで踊ってしまうこともありますが、選手権とか代表選考会とか大事な試合の時は思いっきり踊れない部分は全部カットします。
スケートで言ったら成功率50%の4回転ジャンプより、成功率80%の3回転を選ぶような感じです。
ストーリーとか流れとかもあるので、サンバなのに進むルーチンがないというのはダメです。
流れを切らないように慣れたルーチンに置き換えたり、ルンバなんかは1小節で踊るところを2小節使ってゆっくり踊ったりします。
こういうことができるようになったのはここ数年で、それまでは先生に言われたことを必死でこなそうと試合でずいぶん失敗してきました。
特に外人コーチに作ってもらったルーチンなんてもったいなくてカットできなかったんです。
レッスン料高いですからね。
それに手持ちの使えるパーツが少ないと、取り替えようがないんですよね。
YouTubeとか見れば素材は山のように転がってるし、やってみたいルーチン選び放題ですけど、実際やってみるとものすごく難しかったりしませんか?
最近ルンバのルーチンを見直しました。
ルーチンの後ろの方にあっていつも試合では時間切れで踊れない部分を一番前に持ってきたり、似たような表現の部分をカットしたり。
同じ部品を使い回して組み立てた自作パソコンのような感じです。
結構新鮮な気持ちになりますよ。
ボディケアしましょう