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2021/09/30
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テーマ:社交ダンス(9124)
カテゴリ:下町人情物語
秋の彼岸も過ぎ、ここのところめっきり日が短くなりました。

仕事から帰る頃には薄暗くなって、虫の声が聞こえています。





昨日、家に帰ると玄関の外灯がついていました。

これまで点けた事が全くなかったので、間違えてボタンを押したのかなと思っていたんです。





大将が仕事をやめて家にいるようになってから、1年9ヶ月。

いつも私が仕事から帰るときれいにスリッパが揃えられていて、それだけで心が暖かくなりました。

床もいつもピカピカ。

仕事帰りにスーパーに寄って重い買い物袋下げて帰宅しなくても良くなったのも大きなメリットです。

主夫が家にいるって言うのがこんなにありがたい事だとは知りませんでしたよ。





玄関で鍵を出すのが面倒だというと、夕方には鍵を開けておいてくれるようにもなりました。


『玄関の外灯つきっぱなしだったよ。』


と言うと、それは私を迎えるためにわざと点けたんだと言います。

その一言で、昔の記憶が一気にフラッシュバックしました。





まだ私が子供だった頃、母は私に玄関の外灯をつけて父のスリッパをそろえるようにと命じました。

それは一種の儀式のようなもので、出張が多かった父の帰りを家族が楽しみにしているんだと言うメッセージでもあったんです。

帰宅した父がそれをどんなふうに受け止めていたかは考えもしませんでしたが、今やっと分かりました。

帰る家がある嬉しさ、帰宅を喜んでくれる人のいるありがたさ。

外灯の明かりが『待ってたよ。』と言ってくれているような気がしました。







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Last updated  2021/10/01 12:42:44 AM
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