この週末に車の6ヶ月点検に行ってきました。

いつもお世話になっている担当の方に、大将が半導体不足の話を振ると、自動車メーカーの現状について切々と語ってくれました。

いま契約しても納車されるのは何ヶ月か先で、ランドクルーザーになると3年待ちだとか。

いますぐ車が欲しい場合は中古車ということになるので、中古車市場が活況になっているようです。

原因は半導体不足。一体どうしてこうなってしまったんでしょう。





原因の一つはコロナ禍による自動車需要の大幅な落ち込みのようです。

パンデミックの初期に自動車メーカーが半導体チップの発注をやめて、それを在宅需要で高まったパソコンや家電の方で吸収してしまったので、その後、車の方で欲しいと言っても既になかったとのこと。





半導体売上高による2021年世界ランキングトップ３は、１位が米国のインテル、２位が韓国のサムスン、３位が台湾のTSMC（台湾積体電路製造）でした。

日本の半導体メーカートップは12位のキオクシア（旧東芝メモリ）。

半導体工場って設備投資や人材育成が大変なせいか、それほどたくさんはないみたいなんです。





それに加えてアメリカでは大寒波が到来して半導体工場だけでなく樹脂などの材料工場が稼働停止状態に陥ったり、東南アジアでもコロナで工場停止、日本の半導体工場では火事など度重なる災害でますます供給不足に陥ってしまったようです。

コロナ禍が終われば半導体不足は解消するかというとそうでもないらしく、供給不足はしばらく続いて、車だけでなくパソコンや家電、スマホやゲーム機などが手に入りにくくなっている状況です。





半導体は機器の頭脳ですので、小さなものですけどないとダメなんですね。

6ヶ月点検のついでに電気自動車どうですかなんて言われましたけど、住んでるところの近くに充電施設がないし、頼んでも納車はずっと先なら、今しばらくこのガソリン車に乗ってインフラが整備されるのを待ちます。