テーマ:社交ダンス(8306)
カテゴリ:映画のはなし
ハッチはマイホームパパの典型のような人でした。
毎朝バスで工場に向かい、火曜日のゴミ出しは遅れて奥さんに『また?』と呆れられる、そんな判で押したような日常を繰り返す二児の父親です。 ある夜、強盗に押入られ、銃で脅されて腕時計とお金を巻き上げられるんです。 息子が隙を見て反撃に出ますが加勢することなく取り逃し、家族にはより一層冷ややかな目で見られるダメオヤジに成り下がってしまいました。 しかしハッチは、猫の皮をかぶった猛獣だったんですね。 家族の誰も知らない裏の顔があったんです。 強盗を見逃したのは、銃に弾が入っていないと見抜いていたから。 でも娘が気に入っていたネコのブレスレットまで盗られたのにはブチ切れました。 強盗犯の自宅を探り出し、やればできるところを見せつけます。 どうも手首に彫られたトランプの刺青で、分かる人には正体が分かるようなんですがまだその辺は明らかになっていません。 一仕事終えた後、帰りのバスで遭遇したチンピラたちをたった一人で武器も持たずに叩きのめし、絡まれていた一般市民を救うあたり、この人ただモノじゃないぞと分かってくるんですね。 運の悪いことに、チンピラの一人がロシアン・マフィアの幹部の弟だったもんで、ハッチの家に総攻撃がかかるんですよ。 まだはっきりとは正体がつかめませんが、ハッチは007みたいな仕事をしていた人だったようで、普通の生活に憧れて休業中だったみたいです。 記録を調べても出てこない『Mr.ノーバディ』なんですね。 家にもありえないような仕掛けが施されていて、もしものための備えは万全でした。 連絡を取り合っていた元同僚も駆けつけてくれます。 老人ホームでぼーっとテレビを見ている父親も元FBI捜査官なんですが、まだ実戦で十分やっていける能力を持っていました。 後で知ったんですが、この父親役の老人はバック・トゥ・ザ・フューチャーのドクでしたね。 『Mr.ノーバディ』(原題:Nobody)は、2021年イリヤ・ナイシュラー監督のアメリカ映画。 ボブ・オデンカークという役者さんが主役なんですが、ダイ・ハードみたいに刺されても殴られてもダメージ少ないんです。 イメージが違って全く気付きませんでしたが、ボブ・オデンカークは『ブレイキング・バッド』に登場する弁護士ソウル・グッドマン『ベター・コール・ソウル』ですよ!!! 物語の中の家族もそうでしょうが、最初と最後でハッチに対する見方が全く変わります。 音楽がね、懐かしい曲が多いんです。ハートブレーカー、久しぶりに聞きました。 相当面白かったです。R12ですので、心臓の強い大人向け映画になります。 非日常が見たいとき、アクション&サスペンス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022/01/26 08:16:35 PM
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