空港の手荷物検査で何度か引っかかったことがありました。

凶器になりそうなものや、爆発物まがいのもの、燕尾服も運輸保安局員さんともめた思い出があります。

機内持ち込みの手荷物をベルトコンベアーに乗せると、X線装置で中身を検査されますが、それで見ただけで危険物かどうか、どう判断するのか興味はあったんです。

銃とか爆弾とかが通ると、モニターに赤いマークが表示されるみたいですね。

見逃したら飛行機の乗客全ての命に関わるので重要なお仕事です。





そのセキュリティ・チェックをイーサンが試験的に今日だけ担当させてもらうことになりました。

本当は警官になりたかったんですが事情があって諦めていたので、保安局員の仕事で上を目指そうと思い立ったんですね。

彼の子を妊娠している彼女のノラも空港で働いているんですが、ちょっといいとこを見せたい気持ちもあったんでしょう。

クリスマス休暇でロサンゼルス国際空港は大混雑でした。





イーサンはイヤフォンを通じて脅迫されます。

『手荷物を何も言わず通過させ飛行機に乗せろ。さもなければノラを殺す。』

彼女の命か、何百人のも乗客の命かなんて天秤にかけられないですよね。

イーサンは緊急通報しようとしますが、阻止されてしまうんです。





イーサンが変な動きをしているのが上司の目に入って、同僚のジェイソンに代われと命じられますが、謎の男はイーサンが手荷物検査に戻らないとジェイソンを殺すと脅してきます。

どうするイーサン。

言われるままに搭乗させてしまった手荷物は、ソ連製の化学兵器でした。





『セキュリティ・チェック』（Carry-On）は、ジャウム・コレット＝セラ監督による2024年のアメリカ映画です。

主演は『キングスマン』でものすごいアクションを見せたタロン・エガートン。

この人が主演だったから見たんですけどね。やっぱり色々やってくれました。

ミッション・インポッシブルみたいな、ダイ・ハードみたいな映画です。

すごくオススメってほどではありませんが、人気は高いようです。


アクション＆サスペンス、非日常が見たいとき