鬼は太陽の光で消滅する。

この常識を覆す進化を遂げた炭治郎の妹・禰豆子の能力を、鬼舞辻無惨（きぶつじ むざん）は手に入れたいと目論んでいました。

各地に散らばっていた鬼達を集結させたことで鬼の出没が鳴りを潜め、任務に奔走していた鬼殺隊にとっては嵐の前の静けさのような時が流れます。

この機を利用して、鬼殺隊の強化訓練が行われることになりました。

指導するのは最強の柱（はしら）たち、名付けて柱稽古が始まります。





稽古に先駆け産屋敷邸に柱たちが集まり、柱合会議が開かれていました。

そこでは痣（あざ）の発現について話されます。

痣が発現した者は身体能力もダメージからの回復力も飛躍的に上がりますが、今の所まだ炭治郎と柱二人のみです。





産屋敷あまねによると、鬼舞辻無惨を後一歩の所まで追い詰めた戦国時代の剣士達全員が発現していたとのこと。

まだ痣の発現条件や代償についてはよくわかりませんが、一人に発現すると共鳴するように周りの者達にも痣が現れるという伝承が残されているようでした。





遊郭編で左目と左手を失って柱を引退した宇髄天元（うずい てんげん）は、基礎体力向上の訓練を担当します。





元クノイチの3人の妻たちがセクシーです。

深夜の森の中で、音柱だった天元が鬼役となって、訓練生たちを圧倒します。





刀鍛冶の里編で玉壺を倒した霞柱、時透無一郎（ときとう むいちろう）は剣術指南です。

稽古は厳しく毒舌で、訓練生たちは体も心もズタズタでした。

炭治郎が始めた紙飛行機合戦では心を開き、まだ１４歳の少年の素顔を覗かせます。

このシーン、今回のシリーズの中では一番好きでした。





恋柱の甘露寺蜜璃（かんろじ みつり）は音感と柔軟性を高めるダンスの訓練。

楽しそうですが、訓練生たちにとっては地獄だったようです。

蛇柱の伊黒小芭内（いぐろ おばない）は蜜璃のことが好きみたいで、彼女と仲良く話す炭治郎にヤキモチを焼いていました。

太刀筋矯正と銘打って、恐ろしい課題を炭治郎に与えます。





最後は岩柱・悲鳴嶼行冥（ひめじま ぎょうめい）の剛力訓練でした。

炭治郎は善逸や伊之助たちと共に、滝業や巨大な岩を運ぶ訓練に臨みます。





この柱稽古編は、柱たちの人となりを紹介するシリーズなんだと思います。

盲目の僧侶、行冥の過去は、他の柱もそうですが壮絶です。





隊員たちが柱稽古に明け暮れている間、鬼たちは何もしていなかったわけではなく、密かに彼らの行動を偵察していたんですね。

そしてついに鬼舞辻󠄀無惨が、今は寝たきりになっている親方様・産屋敷耀哉（うぶやしき かがや）の屋敷に現れます。





千年続いた因縁の二人が対面して何を語るのか。

柱たちは危険を察知し、産屋敷邸に走ります。





『鬼滅の刃 柱稽古編』は2024年5月から6月にかけて、全8話が放送されました。

鬼舞辻無惨の本拠地『無限城』の異空間表現がたまらなく好きです。

劇場版『鬼滅の刃 無限城編』も楽しみ。





＜関連作品＞
鬼滅の刃
鬼滅の刃 無限列車編（劇場版）
鬼滅の刃 無限列車編（テレビアニメ版）
鬼滅の刃 遊郭編
鬼滅の刃 刀鍛冶の里編