Dr. ベガパンクの暗殺命令を受けたCP0がエッグヘッドに上陸、ルフィーたちと激しい戦闘を繰り広げていました。

CP0のロブルッチ、カク、ステューシーの三人は、世界政府直属の特殊諜報部員です。

オハラの考古学研究を引き継ぎ、空白の百年について知りすぎた天才科学者 Dr. ベガパンクをこのまま生かしておけないと世界政府が送り込んだ刺客でした。

ベガパンクはルフィに、エッグヘッドから連れ出して欲しいと頼みます。

これはワンピース エッグヘッド編（その１）に続く1100話から1109話までのお話です。





ルフィはギア５を発動します。

カイドウとの激戦で覚醒した解放の戦士『太陽の神ニカ』、歴史から消された伝説の姿でした。

CP0のロブルッチもモデルレオパルドの覚醒フォルムで対抗して、戦闘は激化していきます。

海軍特殊化学班に所属するベガパンクには、海軍からボディガードとして戦桃丸が派遣されていました。





ベガパンクが開発したクローン兵パシフィスタの新型セラフィム３体を引き連れてCP0と対峙、ルフィに加勢します。

しかしロブルッチの攻撃は戦桃丸の背中を貫き、ルフィにベガパンクの脱出を託して意識を失ってしまいました。





セラフィム３体は、元王下七武海のハンコック、ミホーク、ジンベエの子供時代を模したクローン兵で、ベガパンクの最高傑作です。

悪魔の実の能力は、どれも世界に一つの固有能力で、持ち主が死なない限り同じものを他の人が持つことはできないとされてました。

天才科学者ベガパンクは、能力者の血統因子が手に入ればその能力を複製できることを発見し、セラフィムに適用したんですね。





ただ、命令できる威権順位というのがあって、一番は世界政府トップの五老星、二番は開発者のベガパンク、三番はボディガードの戦桃丸、四番目が威権チップ所有者となっているようでした。

戦桃丸が倒れた今、セラフィムを動かせるのは威権チップを持つCP0に代わります。

ルフィたち、一気に劣勢に転じます。

海軍の艦隊もエッグヘッドへと迫っていました。





脱出する時間的余裕が限られている中、麦わらの一味に同行したボニーが単独行動に出ます。

父バーソロミュー・くまを戦闘兵器に変えたベガパンクに恨みを持っていたボニーは、悪魔の実の能力でベガパンクを幼児の姿に変えてしまい、研究層の特別な部屋に封印されていた父の幼少期からの記憶に触れます。

ルフィたちは行方不明になったボニーを必死に探していました。





研究層内に侵入してきたCP0の命令で、セラフィムはラボ破壊の総攻撃を開始。

もう絶体絶命です。





ここで思わぬ助っ人が登場するんです。

なんとCP0内部に20年以上潜伏していたベガパンク側のスパイがいたんですね。

さらにベガパンクの分身たちがセラフィムの指揮系統奪還に成功。

ところが肝心のベガパンクが行方不明で脱出できません。





その頃、世界政府の船も海軍の大艦隊と共にエッグヘッドに向かっていました。

海軍大将・黄猿に護衛された、世界最高権力『五老星』のジェイガルシア・サターン聖です。

新聞はエンターテイメントだと言い放つモルガンズは、センセーショナルな見出しを考えていました。

『四皇麦わらのルフィ！！ ベガパンクを人質にエッグヘッドに立てこもり、海軍と全面戦争！！！』

ありえないフェイク・ニュースに、同行していたアラバスタ王女ビビは怒り心頭です。





麦わらの一味が行方不明のベガパンクを手分けして探していると、何者かによって研究所内の通信機器や監視カメラが次々と破壊され、ベガパンクの分身たちが襲われていきました。

セラフィム３体の反逆です。

その攻撃力は凄まじく、ルフィーたちは捉えていたCP0とやむなく共闘することに。

研究所内には、CPメンバーたちとともにDr.ベガパンクも捕らえられていました。

何が起こっているんでしょうね。まだ脱出までに色々ありそうです。