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カテゴリ:映画のはなし
『ウートレッドのその後とイギリス統一の行方』
ラスト・キングダムを見終わった全員が多分知りたいと思ったでしょうね。 ドラマの続編として2023年に映画がリリースされました。 924年にエドワード王が死去してから、長男のアゼルスタンが937年のブルナンブルの戦いで勝利し、イギリス統一を果たすまでを描いています。 ![]() ブルナンブルの戦いは歴史上最も多くの死者を出した戦いと言われています。 イギリス統一は父王アルフレッドの夢でした。 ウェセックス、マーシア、イースト・アングリアはすでにアゼルスタンの統治下にありましたが、ノーサンブリアはウートレッドの支配下にあり、北からスコットランド、アイルランドなどを支配する王たちが連合して攻めてくるんです。 ![]() デーン人のアイルランド王アンラフは野心家で、エドワード王の死に伴って起こりうる跡目争いに乗じてサクソン人支配の地を攻略しようと近隣諸国の王たちと同盟を結んでいました。 娘をスパイとしてウェセックスに送り込んでいただけでなく、息子イングルマンダーは敬虔なキリスト教信者と偽ってアゼルスタンの側近になっていたんです。 アゼルスタンはイングルマンダーに身も心も奪われて、完全に洗脳されていました。 ![]() ウートレッドと長年共に戦ってきたフィナンの妻イングリスは預言者のようで、『7人の王と愛する女性が死ぬ』と言う夢を3日3晩見たと言います。 エドワード王病死の知らせとともに、ウートレッドの元にエドギフ王妃と息子エドマンドが逃げ込んできました。 エドワード王には母親の違う3人の王子がいて、エドマンドは末っ子。 次男エルフウィアドはマーシア国で、長男アゼルスタン軍を迎え撃つ様子を見せていました。 同士討ちを避けさせようと動いたウートレッドですが、アゼルスタンはイングルマンダーの影響で冷酷な王に変貌していて、和睦しようと門を開いた弟をあっさり殺してしまうんです。 ![]() アイルランド王アンラフの同盟にスコットランドのコンスタンティン王も加わりました。 デーン人だけでなく、サクソン人も、暴君アゼルスタン討伐に狼煙を上げたんです。 オークニー国王、シェットランド国王、マン国王、ストラスクライド国王そして国王を名乗ってはいませんがノーサンブリアを支配しているウートレッドも入れると7人の王になります。 ウートレッドは暴走するアゼルスタンに追放されて、流れ流れて北の同盟地域に入ってしまっただけなので、こちら側につくことはないだろうと思ってました。 ![]() やがてイングルマンダーの裏切りに気付き、正気を取り戻したアゼルスタン。 北の同盟軍を迎え撃つブルナンブルの戦いがついに始まります。 ウートレッドもこの戦いで深傷を負いました。 最後にノーサンブリアをアゼルスタンに託し、国名をイギリスと命名したところでウートレッドはヴァルハラの幻想を見るんですね。 ヴァルハラはデーン人の勇者だけが行くことのできる死後の世界。 そこには養父や兄ラグナル、ブリーダほか、たくさんの故人が楽しそうに杯を酌み交わしていました。 ![]() 『ラスト・キングダム 死すべき7人の王』(原題:The Last Kingdom: Seven Kings Must Die)は、バーナード・コーンウェルの小説を原作としたドラマ『ラスト・キングダム』の完結編で、エドワード・バザルゲット監督による2023年の映画作品です。 ドラマの主要な登場人物はそのまま出演しているので、全く違和感がありませんでした。 ![]() ![]() ![]() ウートレット役のアレクサンダー・ドレイマンは、相変わらずかっこいいヒーローなんですが、ドラマの時から気になっていたのは英語がものすごく訛ってるんですよ。 デーン人に育てられたからというなら他のデーン人も訛ってるはずなんですが、彼だけが西郷どんみたいな感じでちょっと違和感があるんです。 この方ドイツ人だったんですね。ドイツ訛りか〜。 『ウートレッドのその後とイギリス統一の行方』が分かってスッキリしましたが、見終わってウートレッド・ロスが来ましたね。 『ウートレッドとヴァルハラの生活』も映画にして欲しいくらいです。 モヒカンみたいな髪型、かっこいいです。大将もすればいいのに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025/05/09 09:53:38 PM
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