あなたが今撒く種はやがて、あなたの未来となって現れる
100圴で買ったカレンダーの先週の名言は、夏目漱石のこの言葉でした。ダンス仲間で家庭菜園を趣味でやっている友人が何人かいらして、いまはいろんな種を撒く時期らしく大忙しな様子です。自分はせいぜい花の苗を買ってくる程度で、種から育てているのはアボカドくらい。大したことは言えませんが、種を蒔かなければ何も起こらないことは分かります。あなたが今撒く種はやがて、あなたの未来となって現れるさすが文豪だけあって、いいこと言うなあと思って毎日眺めていたんですが、種って撒くだけじゃダメなんですよね。育つ環境を整えてあげる必要があります。いい土、ほどよい水、それに太陽、温度管理。最近は工場で最適な人工光をあてて栽培する技術も進んでいますが、外の田畑で育てるとなると雑草を抜いたり病害から守ってあげたりも必要かと思います。大きく育てるためには、ほったらかしではダメだということです。もうすぐ4月になって、なにか新しいことを始めたくなる季節到来です。ダンスを始めようかなとか、競技会デビューしようかなとか、パーティに参加してみようかなとか、社交ダンス関連でもこの時期が一番新人が多いです。その方たちは新しい種なんですよ。社交ダンス界が先細りにならないように、ベテランの私たちがいい土となり水となり太陽となって、教えるまではしなくても、その種が育つように見守るくらいはできるんじゃないかと思っています。ダンスって楽しいと思ってもらえるように、練習場や競技会場で喧嘩しないとかね。