ヴァイキング 〜海の覇者たち〜(シーズン6)
ラグナルの死後、息子たちの時代となってヴァイキングの物語もいよいよ終盤となりました。ラグナル・ロズブロークやラゲルサなどメジャーな登場人物は実在人物だったようです。カテガットを奪還して王になったのは長男、剛勇のビヨルンです。この人が一番ヒーロー感ありましたね。自分を神と称してカテガットを支配していた五男の骨なしアイバー(Ivar, the Boneless)は、怒れるアイバーと字幕では訳されていました。生まれつき足が不自由だったため強い劣等感を持っていて、バカにされると怒りが抑えられないようです。弾みで兄の蛇の目のシグルズ(四男)を手にかけてしまっただけでなく、村人たちの心の支えであった預言者も殺してしまいました。カテガットの戦いでビヨルンたち連合軍に敗れて敗走し、キーウに流れ着きます。ルーシ族を統率するオレーグ公に気に入られて軍を与えられ、再びカテガットに攻め入ろうと好機を伺っていました。次男のウベはラグナルの息子たちの中で一番平和的で、新天地への憧れが強く、アイスランド、グリーンランドと足を伸ばし、さらに西の豊かな大地、北米にたどり着きました。ビヨルンの元妻トービと結婚して長男ラグナルが生まれます。水も食料も羅針盤もない北米までの船旅は、よく生き延びたな〜と思いましたよ。新天地では死んだと思っていたフロキに再会するんです。フロキは預言者が以前語っていたように、千里眼を持つ仙人のような人になっていました。三男のヴィトゼルクはアイバーについたりビヨルン側になったりと功績を残さないままどっちつかずでしたが、薬物依存に苦しみ、過ってラゲルサを殺してしまうという大事件を起こします。ラゲルサのお葬式はワーグナーのオペラのように美しかったです。白馬の乙女ワルキューレたちが、英雄だった女戦士ラゲルサの魂を迎えに来るんですよ。もちろん行き先はヴァルハラでしょうね。『俺はノルウェー統一王になる!』と言い続けてたハーラル王、ついに投票でビヨルンを破り統一王になりました。投票権を持つ人たちへの根回しが上手だっただけでしょうね。ルーシ族が攻めてきた時、ハーラル王よりもビヨルンの名の下に集まったヴァイキング兵の数が圧倒的に多かったですから、実質的なノルウェー統一王はビヨルンだったと思われます。ビヨルンの本妻となった女戦士グンヒルドはラゲルサに次いでかっこよかったです。ハーラル王も好意を持っていましたが、決してブレない誇り高く優しく強い女性でした。最後まで生き残ったのはウベとヴィトゼルクだけなんですが、ウベは北米でヴィトゼルクはイングランド。出番はなかったけど弟のロロはフランスに居着いたみたいです。英雄ラグナルの血縁は一人もノルウェーに残りませんでした。どっちつかずだったヴィトゼルクはついにヴァイキングの神々を捨て、キリスト教に改宗してウェセックス王国のアルフレッド王に新しい名前を授かります。『アセルスタン』これには大爆笑でしたね。アルフレッド王の実の父にして、ラグナルの心の友だった修道士の名前です。ヴァイキングのV字ターンのように、そこに戻るのかいという終わり方でした。<これまでの話>ヴァイキング 〜海の覇者たち〜(シーズン1)ヴァイキング 〜海の覇者たち〜(シーズン2)ヴァイキング 〜海の覇者たち〜(シーズン3)ヴァイキング 〜海の覇者たち〜(シーズン4)ヴァイキング 〜海の覇者たち〜(シーズン5)