ラスト・キングダム(シーズン3)
アルフレッド王の天下統一の夢は、果たして叶うのか。イギリス史の中で唯一『大王』と言われた実在の人物です。ドラマの中では敬虔なキリスト教徒で、体が弱く、デーン人との戦いの合間に自伝を書いている王様でした。王と衝突してデーン人の兄ラグナルの元へ身を寄せたウートレッド。ウートレッドのことが信じられないアルフレッド王でしたが、自分亡き後まだ若いエドワード王子を支える軍師としてどうしても彼が必要というジレンマに頭を悩ましていました。サクソン人を倒そうとする新たなデーン人の勢力が登場します。髪に血を塗りたくって戦意を高める戦士『血染めの髪』と、予言者にして魔女のスケードです。この魔女、ほんと怖いです。戦士たちを次々と手玉に取って、ウートレッドにまで触手を伸ばしてきます。愛妻ギゼラはお産で亡くなり、気落ちするウートレッドの心の隙間に入り込もうとするんですね。王座を狙っている者が身内にもいました。アルフレッド王の弟のエゼルウォルドです。血染めの髪や、その他大勢のデーン人に混じってエゼルウォルドもラグナルの元へやってきて、ウートレッドを味方につけてアルフレッド王の討伐を目論んでいました。一方アルフレッド王の娘エセルフレドが、嫁いだ先の王に命を狙われているというというのでウートレッドはアルフレッド王討伐隊から抜けて救出に向かいました。ウートレッドがいない間に、デーン人を率いて行軍していた兄のラグナルが何者かによって暗殺されてしまうんです。デーン人の戦士にとって死んで天国ヴァルハラに行くというのはとても重要なポイントなんですが、それが叶わずラグナルは地獄ニフルハイムに止まっていると言います。なんとか兄の魂を救おうと、ウートレッドとブリーダは誓いを立てました。方法は彼の血のついた剣で、仇を打つこと。ラグナルの血はもうとれないので、唯一の血縁である妹テューラの血をもらうためにウェセックスに帰還します。死期迫るアルフレッド王に直接エドワード王子のことを頼まれたウートレッドですが、王妃エルスウィスは異教徒で追放者のウートレッドに国を任せるなど断じて許せませんでした。デーン人の大群が近くまで迫る中、彼以外に国を救えるものはないということを理解せず、『神が守ってくれる』と頑なに信じてウートレッドを処刑せよと命じるんです。亡き父王の意志と母の反対の板挟みになったエドワード王子の決断はいかに。ラスト・キングダム(シーズン1)ラスト・キングダム(シーズン2)