2005/10/30(日)18:13
第132回天皇賞結果など
乱戦の天皇賞を制したのは、なんとヘヴンリーロマンスでした!
これはビックリ仰天!牝馬は牝馬でもまさかロマンスが1着とは
思わなかった…スイープトウショウやダンスインザムードなら
まだわからなくもないが。本当にまさかである。
このレースはスタートしてすぐペースが落ち着き
この時点で追込み馬には不利な展開。前半1000mが1分2秒ほどだったかな。
G-1にしては超が付きそうなほどのスローペース。
ストーミーカフェ鞍乗の四位ジョッキーが抜群なペース配分で
楽々逃げ、その後ろを古豪タップダンスシチーが追いかける展開。
4コーナーを回って今日は落着きを見せ抜群の手ごたえを見せた
ダンスインザムードが先頭に立ち、そして満を持してゼンノロブロイが
突っ込んできた。しかししかし、残り200m辺りからヘヴンリーロマンス
一気に先頭に立ちそのままゴール板前を駆け抜けた。
一瞬静まり返る場内。それをよそ目にロマンス鞍乗の松永幹夫騎手は
4着に入線したアサクサデンエン鞍乗の藤田騎手と握手を交わしていた。
そして勝者に与えられるウイニングランで戻ってきてからは
天皇皇后両陛下に帽子を取ってしっかり挨拶し
検量所に入った。
調教師試験を受けるみたいな話を聞いたが
実際のところどうなのだろう?
騎手としてだんだん力が及ばなくなってきた時に調教師試験のことを
考えると言うが、もしかしたら騎手生活引退も考えていたのか。
でもこういう時に結構G-1を勝てたりするものだ。
松永幹夫騎手の印象としては、牝馬の重賞で強さを発揮していたのが
印象深い。特に自身が狙いすましてゲットしたオークスが
一番印象に残っている。あの時は単勝ゲットし、シスタートウショウとの
枠連もバッチリだった。馬券的にも良かったが
オークス馬にしたイソノルーブルの手綱捌きが素晴らしかった。
あの時は絶妙なペース配分でスルスルと逃げ、4コーナー回っても
他の追随を許さなかった。府中の長い直線でノーザンドライバー、
スカーレットブーケ、ツインヴォイスなどの有力馬が
必死で追い上げてくるも、イソノルーブルの脚色は落ちなかった。
最後に猛烈な追い上げを見せたシスタートウショウを首差ぐらいで
凌いで、5連勝で迎えた桜花賞で落鉄の影響により5着に敗れた屈辱を
跳ね返した。10何年前の話なので完全には記憶が蘇ってこないが
こんな感じだったのではないかと思う。
ちょっと話が横に反れまくったが次に残念ながら1番人気に応えられなかった
ゼンノロブロイ&横山典弘。昨日の予想では2着と予想しバッチリ。
やっぱり横山典弘はG-1になるとミスター2着になってしまう。
それは1番人気でも下位人気でも同じで
なぜかわからないがG-1になるとなかなか勝てない。
そういう星の下に生まれてしまったのかな?
数少ない追える騎手として個人的に応援してるけどね~
次のジャパンカップでは調子も上がり連覇が狙えるかもね。
ただ、ロブロイは鉄砲成績はあまりよくないので
1着は元々厳しかったんかな~
あと藤沢厩舎の第2の刺客のダンスインザムードが最近は繰り返し
人気を裏切っていたが、人気薄の今回は健闘の3着入線。
昨年の同レースでも2着と好走していたが、
如何せん気性難の馬だけにあてにしづらい。
もともと超が付く良血馬だけに走りは一級品も
レース前の馬の状態により、走りは全く変わって来る。
今回はキングストレイルも含めて藤沢厩舎からは3頭出走させたが
最近この厩舎の主戦騎手になりつつある北村宏司がダンスに鞍乗したのが
なんか引っかかっていた。前回キングストレイルでセントライト記念を
快勝したにもかかわらずダンスに騎乗したということは
最近ダンスの調子がよかったのかもしれない。
もちろん結果論やけどね。。
やっぱり藤沢厩舎には注目しなければならないか。