2023/02/23(木)18:13
社員をサーフィンに行かせよう パタゴニア経営のすべて
アウトドアブランドとして有名なパタゴニアの
創業者であるイヴォン・シュイナードが書いた経営書。
2005年に発行され、私が読んだ本書は新版として2017年に発刊されている。
本書において、パタゴニア社が、
「自分たちが欲しいものを作るといった、
メーカーの一番楽しいところを実現していること」、
そして、
「地球環境問題や労働環境など信念にそった経営をしていること」
と述べられており、とても羨ましく感じた。
創業者であり著者のイヴォン・シュイナード氏は、
強い哲学を持つことで知られており、
やはり経営には信念が大事なんだなと…
私には大きな信念がなく、偉大な経営者の本を読むと
いつも悲しい気持ちになる
50代と若い?ので、まだまだこれからは思っているが、
残された時間は少ないかも…
また、自然環境改善といっても色々な考え方があることを改めて学んだ。
恥ずかしながら「オーガニックコットン」については、
聞いたことがあるぐらいの知識であり、
通常のコットンと天と地の差があることを本書で知った。
古い本であるが、一読の価値はあると思う。お勧めです。
2023年3冊目
期間:2023年2月14日~2月23日
題名:社員をサーフィンに行かせよう
パタゴニア経営のすべて
著者:イヴォン・シュイナード
翻訳:井口 耕二
出版:ダイヤモンド社; 新版 (2017/6/15)
内容(出版社からのコメント) Amazon: 11,448位本
最高の製品を作り、環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑える。
そして、ビジネスを手段として環境危機に警鐘を鳴らし、解決に向けて実行する。
ビジネス界の常識にとらわれない、時代の先を行くパタゴニアは何を考え、
行動してきたか。フルカラー愛蔵版。大幅加筆/全面新訳/写真満載。
●気になったフレーズ
・知っていても行動しなければ、知らないに等しい 王陽明
⇒そうそう、行動あるのみ!!
・私の役目は、外に出て、新しいアイディアを持ち帰ることだったと言える
⇒私の役目の一つもこれであるが、
あまりできてない気がする
・特定市場向けの製品開発と複雑な流通を適切に調整するなど
ルービックキューブのようにややこしくて、だれにもできなかった
⇒規模は違えど、同じような状況なので、状況は理解できる
本書ではこの後に
”3年間、管理職のリストラ、在庫管理の一元化、販売経路の集中管理”
が述べられており、いまの私の行動に少し勇気をくれたかも...
・どうしても必要でないかぎり新たな負担を地球に強いるのでなく、
修理をしよう
⇒長く使うのも環境対策か、、、
私は洋服はダメになるまで着続けるので、
負担軽減には貢献しているかもしれないが、
根本的な考え方は地球にやさしくないかな…
・パタゴニアでは、
「風変りであることを恐れるな」
「出る杭になれ」
が社訓になっているが、殉職者にはなりたくないと考えている。
⇒どちらかと言うと、殉職者になりがち
・逆に販売促進が難しい製品があるとすれば、
それはたぶん他社製品と大同小異にすぎないからで、
おそらく製造自体はやめたほうがいいと思われる。
⇒やめたいけど、やめられない、レッドオーシャンで戦っている悲しい現実。
・生き残るのは強い種でもなければ賢い種でもない。
変化に即応できる種だ チャールズ・ダーウィン
⇒”即応”ってことろが大事ですね
・最高の管理職とは、普段、机にいないのに、
探そうと思えばすぐに見つけられて相談できる人ではないか。
⇒こういう管理職になりたい。
・進化(変化)はストレスがなければ起きないが、
起きるときには短期間で起きるものなのだ
⇒ダーウィンが言う、”即応”ってやつですね
・自分自身の行動を正す
⇒パタゴニアの環境理念の一つ。
まずは自分からとのこと。肝に銘じたい。
環境について、ますます興味が湧いてきた。
ちょっと違う視点で次はこれ。面白そう…
がむしゃらに走って空回り…
歳をとっても全然変わらない…
もう少し大人にならないとね…