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つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2006年06月23日
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カテゴリ:アート
先日の「美の巨人たち」で放映された靉光の「眼のある風景」
を見ようと出かけました。特別展の吉原治良展、今回はパス。
皆さんのブログで盛り上がってきたら、また訪れることにしま
す。

さて、「眼のある風景」。けっこう大きな作品なので、近づいて
いくとやはり、あの眼に引き込まれて、全体像が分からなくな
ります。その眼の上に、何やら帽子らしきものがあるのを発見。
そしてまた、岩盤を這って伺い覗くタコのようにも見えてくる。
さらに離れて見るとテレビで言っていたようにライオンにも見
えてきます。ということで、不思議な絵だという結論。となり
で靉光の自画像が笑っているような気がしました。

今回の展示変えで、最も印象に残った作品がこれです。
            ↓
郷愁.jpg

浅原清隆の「郷愁」という作品。やはりこれも、「眼のある風
景」同様1938年の作品です。この画家も戦死しました。正確に
はビルマ戦線で行方不明になったそうです。澄んだブルーの水
面、エメラルドグリーンの空。その間に浮かぶ茄子のような島。
その断面に立って合掌するピンクのドレスの少女。シュールリ
アリズムの世界なのですが、この光景が静かに清清しく心に染
み入ってきます。出会えてよかったという画家をまたひとり発
見しました。

古賀春江の特集展示があったのですが、油絵の方は今まで見た
ことがある作品ばかりだったので残念ながら、少々物足りませ
んでした。





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最終更新日  2006年06月23日 09時32分48秒
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