カテゴリ:アート
アンテナには、引っかかっていなかったのだが、先日
の飲み会で、お勧めの展覧会として紹介されたもの。 この日は30周年記念ということで入場料半額のたった 150円。超お徳だった。 とにかく、キンキラキン~の作品が多い。洛中洛外図 屏風(歴博D本)の金雲なんか、まったく落剥してなく って、細かい凸凹までしっかり残っている。 また、屏風によって、豆粒のように小さく描かれた 人物から、等身大に描かれた人物まで、様々であるが、 どんなに小さくても着物の柄までしっかりと緻密に描 かれているところがスゴイ。 四条河原の歌舞伎踊りの舞台が描かれている屏風が多い。 どうやって中に入るのだろうなと思っていると、木戸口を またいで入場しているところの絵があって納得。 また、人々が輪になって踊っている絵もある。もうほと んどトランス状態になって踊っているようだ。「躍動と 快楽」というこの展覧会のサブタイトルの意味がよく 分かった。 何と言っても、いちばんの見どころは出光美術館の 「桜下弾弦図」である。 まさに豪華絢爛。肉厚に盛り上がった桜の花の下の3人の 女性と2人のカムロ。それぞれの着物の柄も凝っており 美しい。女性の顔は、なるほど、解説にあるように 岩佐又兵衛風の顔にも見えてくる。 浮世絵は展示されていないが、風俗画から浮世絵へ至る 過程もよく分かる。 見どころ満載、内容充実、お得な展覧会であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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