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カテゴリ:アート
ブログのお友だちのあおひーさんの個展に出かけた。
彼の撮る写真は極端にピントをぼかしたものばかり。 アウトフォーカスというらしい。何が映っているの かかろうじて分かる程度。人であったりものであっ たり、景色であったり。 アウトフォーカスの作品で思い出すのは、杉本博司 の建築写真。昔、森美術館の「時間の終わり」で、 見た際にこんな写真があるのかとびっくりした。一 級の建築物はピントをぼかして写しても、溶けずに 残るということ。しかし、もともと建築は細密でク リアなものと思っているので、ここではちょっと違 和感を感じた記憶がある。 ところが、あおひーさんの写真を見ていると、タイ トルの「いつかのどこかで」のとおり、心の中にじ っと沸き起こる懐かしい雰囲気にどっぷりと浸るこ とが出来るのだ。あおひーさんの日常が、溶けるこ とによって、私の日常にオーバーラップしてくるか らだろう。 六本木の裏って、まだまだこういう土地が残ってい るのだ。時代の最先端を行くヒルズの横を抜けてい くと、昔懐かしい街並み。そんなギャラリーのロケ ーションもあおひーさんの写真展にぴったり。 オープニングパーティーと2次会までお付き合いし て楽しい時間を過ごすことが出来た。感謝。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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