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つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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全て | 徒然 | 読書 | アート |
2008年11月28日
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カテゴリ:アート
ブログのお友だちのあおひーさんの個展に出かけた。
彼の撮る写真は極端にピントをぼかしたものばかり。
アウトフォーカスというらしい。何が映っているの
かかろうじて分かる程度。人であったりものであっ
たり、景色であったり。

アウトフォーカスの作品で思い出すのは、杉本博司
の建築写真。昔、森美術館の「時間の終わり」で、
見た際にこんな写真があるのかとびっくりした。一
級の建築物はピントをぼかして写しても、溶けずに
残るということ。しかし、もともと建築は細密でク
リアなものと思っているので、ここではちょっと違
和感を感じた記憶がある。

ところが、あおひーさんの写真を見ていると、タイ
トルの「いつかのどこかで」のとおり、心の中にじ
っと沸き起こる懐かしい雰囲気にどっぷりと浸るこ
とが出来るのだ。あおひーさんの日常が、溶けるこ
とによって、私の日常にオーバーラップしてくるか
らだろう。

六本木の裏って、まだまだこういう土地が残ってい
るのだ。時代の最先端を行くヒルズの横を抜けてい
くと、昔懐かしい街並み。そんなギャラリーのロケ
ーションもあおひーさんの写真展にぴったり。

オープニングパーティーと2次会までお付き合いし
て楽しい時間を過ごすことが出来た。感謝。





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最終更新日  2008年11月28日 06時27分05秒
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