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つまずく石も縁の端くれ

2009年01月04日
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カテゴリ:アート
福助足袋.jpg

中山岩太は大正末期から昭和初期にかけて、活躍
した写真家である。フランスから帰国後、マン・
レイの影響を受け、スタジオ内で様々なモンター
ジュ写真などシュールレアリスム調の作品を
作っていた。

「モダニズムの光と影」というサブタイトルは、
帰国後の作品のことを指しているのだろう。
最初は単純に写真の「光と影」のことかと
思っていたのだが、日本の写真界をリードしていた
「光」の場面と、シュルレアリストらに対する
当時の時代背景や、晩年の製作の苦悩などの
「影」のことを表現しているのだなぁと感じた。

彼の写真は特にスタジオ写真が、面白かった。
例えば貝殻や、ヒトデやタツノオトシゴを
モンタージュして、不思議な光景を表現している。
今だったらデジタル処理で簡単にできることを
苦労してフィルムに収めている。
それらの作品は、どこか懐かしい雰囲気が漂う。
memeさんのブログを拝見して、「そうだこれは
古賀春江の世界だ」と気づかされた。

「福助足袋」のような単純な写真の中の鋭さは
すばらしい。見世物小屋的雰囲気の「デモンの
祭典」などの作品にすっかり参ってしまった。
また一人、ステキな写真家を知った。

デモンの祭典.jpg






最終更新日  2009年01月04日 09時35分03秒
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