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つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2009年08月18日
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日本の秘仏は、全国の秘仏を写真とともに
紹介した本である。この本を眺めていると、何と東京の
都心にも美しい秘仏があることが分かった。人形町にある
大観音寺の「観音菩薩像頭部」である。

この像は毎月17日に拝観することができる。ちょうど
今日、よしとばかりに出かけてきた。

日比谷線、人形町駅を降りる。この駅前通り、商店が軒並み
並んでとても賑やか。こんな街があったことはまったく
知らなかった。江戸の昔を思い起こす街並み。

さて、水天宮方向に向かうと、大観音寺の幟旗が見える。
ビルの中の作られたお寺で、階段の上に本堂が見える。
階段下には「本日ご縁日 本尊開扉」の立て看板がある。

大観音寺1.jpg

大観音寺2.jpg

さっそく本堂に参る。ここで衝撃の事実。
「日本の秘仏」の冊子では、御本尊の全体が見える
わけではない。お前立ちの観音像の影に隠れて見えるだけ。
この本の写真を信じて、双眼鏡を持ってこなかったのが失敗。
お顔だけなので、高さも思ったより高くない。それでも、
優美なお顔の雰囲気は感じられる。

観音頭部.jpg
(日本の秘仏 平凡社より)

この像は、鎌倉時代の鋳鉄の観音像。頭だけ埋もれて
いたのが、彫りだされ、明治時代にこちらのお寺の本尊と
なったそう。大仏にしろ、鎌倉の仏には今だによく分から
ないことが多い。

人形町という地名の通り、傍らには供養のお人形が、
たくさん置かれていた。東京の街中に、こんな秘仏が
あったことにいちばん驚いた。10月の17日の土曜日に、
また出かけてみたい。





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最終更新日  2009年08月18日 06時36分46秒
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