カテゴリ:アート
ちょうど今、東博では地獄めぐりを「楽しめる」。
私がまだまだ幼いころ、親にどこかのデパートの展覧会で 地獄絵を見せられて、恐怖に打ち震えた覚えがある。 そのとき、これから絶対にウソはつかない、悪さはしないと 子ども心に固く誓ったことを今でも覚えている。 何といっても、河鍋暁斎の「地獄極楽図」は、圧巻。 ギョロ目の閻魔大王の迫力はこの上なし。 牛頭、馬頭に引きまわされる亡者たち。 浄玻璃の鏡で生前の悪行を見せつけられる。 炎に焼かれている亡者はクシャッとなって、CUTEにさえ感じる。 こちらは、東博所蔵の国宝「地獄草紙」。平安時代。 髪火流地獄、火末虫地獄、雲火霧地獄、雨炎火石地獄の4場面。 奈良国立博物館にも別場面の地獄草紙があるが、併せて展示 されると、見ものであろう。 こちらは、室町時代の十王像のうち閻魔王と変成王。 まな板の上で両腕を叩き潰される亡者。 見るからに痛々しい。 暁斎の地獄極楽図と室町時代の十王像は、9/6まで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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