カテゴリ:旅
紅葉はほぼ終わりとなったが、まだ庭園は紅く、楽しむ ことはできた。 青蓮院を訪れるのは、記憶にある限りでは3度目である。 学生時代に、寺院の庭園をちょこっとかじったときに 小堀遠州作のこの庭園を見に来たのが最初であった。 あともう一回はいつだったか忘れたが、入り口の大きな クスノキが印象に残っている。 さて、今回のお目当ては、日本三不動のひとつ、秘仏の 青不動二童子図を見るため。 と言うのも、今年の春、サントリー美術館での国宝三井寺 展で、国宝黄不動像を見たからである。 どうも日本三大○○とかに弱いミーハーな自分としては、 あとは高野山の赤不動が残るばかりと、御開帳を期待して いる。 青不動像、展覧会場のガラスケース越しに見るより、 お寺の境内に展示されていた方が、ありがたみが異なる。 心から拝もうという気持ちになる。ひとりひとり願い事を 書くお札もうまい演出だと思いつつ、私もしっかりと現生 利益を願う。 青不動は、意外にもかなりの彩色が残っていて、特に背後の 火炎光背となっている三毒を焼き尽くすという迦楼羅 (かるら)のあでやかさには目を見張った。 「むさぼる心 憎しみの心 怒りの心に負けず 感謝の心と 人への思いやりを忘れず・・・」という言葉が 掲げられていて、一時は敬虔な気持ちになるが、日常生活に 戻るとそんなことはすっかり忘れてしまうのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
観る人で違うのですね。
マムはこの青不動さんにはあまり心が動かなくて、 そういう自分に驚いてしまいました。 青蓮院さんははじめてでクスノキの立派なことの方に 気持ちが奪われてしまいました。 マムはまだまだですね。 (2009年12月07日 16時39分56秒)
TB貼らせて頂きまーす。
いい寺でしたよね。 (2009年12月08日 16時50分04秒) |