カテゴリ:旅
京の夏の旅の特別公開。今まで公開時期にうまく合わず、今回ようやく念願が叶い、拝観することができた。 この祇園閣は、大倉喜八郎が昭和初期に建てたもの。祇園の鉾をかたどった造りとなっている。34メートルの3階建て。 虎ノ門の大倉集古館同様、伊藤忠太設計の建物なので、どこかおどろおどろしさが漂う。特に内部の怪獣の灯など忠太ファンにはたまらない。蓮の花をかたどった照明は美しい。 (リーフレットから) 内部一面に描かれたの仏画は、敦煌の壁画の模写。こちらは昭和62年に描かれたもの。とにかくスゴイ!の一言。入り口から展望台に至るまでびしっと仏画で埋め尽くされている。狭い階段を上っていくので、本当の洞窟を歩いているような気もする。 最上階の見晴らし台からは、京都市中が一望できて、楽しむことができた。東山三十六峰が間近に見える。吹き抜ける風が心地よい。 隣にある書院も伊藤忠太の設計とのこと。見た感じは純日本風の建物で、奇をてらった感じはないのだが、パンフレットによると八角形状の応接室などが特徴とのこと。こちらは非公開。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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