カテゴリ:読書
2014年5月の読書メーター
読んだ本の数:8冊 読んだページ数:3260ページ ナイス数:98ナイス ホテルローヤルの感想 1件のラブホテルの盛衰。オープニングの「シャッターチャンス」は、どうも理解できない内容だったが、他の作品の主人公たちの感情の揺らめきには共感できた。通勤途中、目にするラブホを眺めながら、ここを利用する人たちには、どんなドラマがあるのだろうかと思うようになった。 読了日:5月30日 著者:桜木紫乃 55歳からのハローライフの感想 来月、ドラマで放送ということでまず原作を読んだ。同世代としては、身につまされることも多く、主人公と同様に落ち込んだりしたが、ラストの一縷の希望に救われた。とにかく、今の仕事にしがみついて、離れないことが大切だと肝に銘じた。 読了日:5月25日 著者:村上龍 検察側の罪人の感想 前半は、重苦しさにじっと耐えて読んでいた。後半、スピーディーな展開になっても、読後感はすっきりとしない。最上にも沖野にも感情移入できず。諏訪部の方がかっこいい。最上は諏訪部のことを自白したのかどうか気になる。 読了日:5月22日 著者:雫井脩介 あなたへ (幻冬舎文庫)の感想 映画のノベライズなんで、あっさり読める。内容はそこそこいいんだけれども、登場人物の状況設定など、少々薄っぺらさを感じてしまう。残念ながら泣ける本にはならなかった。 読了日:5月14日 著者:森沢明夫 あんじゅう 三島屋変調百物語事続 (角川文庫)の感想 宮部みゆきの時代物ホラー小説。やはり善と悪をめぐるこの作者の人間観が随所に現れる。前作は読んでいないのだが、このシリーズも楽しみたい。くろすけとトトロの関係は?なんてことが気になった。 読了日:5月12日 著者:宮部みゆき 月の影 影の海(下) 十二国記 (新潮文庫)の感想 小野不由美ってこういう世界で活躍していた人なのですね。はじめて屍鬼を読んだ時には衝撃を受けましたが、こちらは気楽に読めてよかったです。少女の成長譚になっているのは、やはり青少年向き。 読了日:5月7日 著者:小野不由美 月の影 影の海(上) 十二国記 (新潮文庫)の感想 まったく予備知識なしに読み始めたら、あっという間に読了。普通の女子高生が異世界に連れ出されてという話。若者向けのファンタジーなので読みやすい。下巻で胸のすくような活躍がきっとあるのだろう。 読了日:5月6日 著者:小野不由美 ファミリーポートレイト (講談社文庫)の感想 読了まで2週間もかかってしまった。前半の母子の逃避行の物語は毒々しくもあり、美しくもあり、アンビバレントな感覚がとてもよかった。自己に目覚める後半は、現実の作者とダブっているのかなぁ。とにかく、ボリュームたっぷり、読み応えのある本だった。 読了日:5月6日 著者:桜庭一樹 読書メーター お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年06月03日 19時40分17秒
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