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つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2019年10月31日
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カテゴリ:アート


斎藤芽生という作家さん。私は初めて知りましたが、
この展覧会には圧倒されました。

 毒花図鑑、徒花図鑑などの花のイラストシリーズ。
現代版ボタニカルアートです。人々の欲望を花に例え、
美しくそして毒々しく描かれた花々。それぞれのキャプ
ションを読みながら、思わずニンマリしたり、なるほどと
膝を打ったり面白く眺めました。

そのほか、おどろおどろしくも美しい幻想画の数々。
こちらも脳裏に強烈に刻み込まれました。幻想的ながら
いつかどこかで見たような光景の絵が続きます。
それぞれの絵を眺めていると、異次元の世界にトリップ
したような感覚に浸ります。心の中がザワザワしてきます。

例えば、「野火賊〜修羅浜」という作品です。大空に暗く
怪しい雲が沸き起こる中、昔懐かしい電話ボックスの中に
浮かび上がる少女。遠くにはいつか泊ったことのあるような
海辺のホテルが見えます。日常から一歩、ふと知らない横道に
入ってしまうと落ち込んでしまう異界です。




香星群アルデヒドというモノクロの版画シリーズも素敵でした。
もともとマニエル・ノワールの版画が大好きなのでこれらの
作品にも見とれてしまいました。
アート仲間から「知るのが遅すぎる」と怒られそうな作家さん
ですが、これから要チェックしたいと思いました。






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最終更新日  2019年10月31日 11時40分16秒
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