ボッティチェリ 美しきシモネッタ 特別公開展 丸紅ギャラリー
前回の丸紅ギャラリー開館記念展の際に見逃してしまったので、今回は楽しみにしていました。ところが、先日の日曜日に東京国立近代美術館に行った帰りに立ち寄ったのですが、なんと休館日ということで出直しました。日曜日は休館日だったことは知りませんでした。月曜日は開いているんです。 とにかくこのボッティチェリの一枚の絵だけの展覧会。あとは若干の周辺資料のみ。なんとも贅沢な展覧会です。 ヴィーナスの誕生やプリマヴェーラ(春)のモデルでもあったと言われているシモネッタの肖像画です。23歳で夭逝したこの美女はフィレンツェのメディチ家ともかかわりのあった女性です。 この横向きの肖像画、髪の毛はどのように編み込まれているのかをずっと考えながら眺めていましたが、よく分かりませんでした。まだビーナスの誕生も春も実際に見たことはありませんが、その一端をかいつまんだような気分になれて嬉しかったです。 辻邦生の「春の戴冠」をまた読み直したくなりました。と言いながら、「嵯峨野明月記」もまだ再読していないので…(4/21)