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カテゴリ:書籍
みなさん、おはようございます。
関東地方は晴れ。いいお天気です。10月も今日で終わりですが、半袖でも過ごせるいい陽気。 北海道では初雪の便りも聞こえてきました。 富士山の裾野、イエティはオープン、群馬県鹿沢スノーエリアも11月14日(土)オープンだそうです(^^; 間もなくシーズンインですね。 プロ野球はわが北海道日本ハムファイターズが今日からジャイアンツを迎え撃っての日本シリーズです。 28年ぶりの対決が楽しみです(^^;。 -------------☆★☆----------- さて、先日『クライマーズ・ハイ』のお話をしましたが、あれから日航機墜落事故についてもっと知りたくなりました。 今、劇場公開されている山崎豊子さんの 『沈まぬ太陽』 や 当時の群馬県警察本部長河村一男さんの 『日航機遺体収容』 などを読みあさります。 どの本も、人命の重さを思い知らされます。 その中で、ノンフィクションライターの吉岡 忍さん著 『墜落の夏―日航123便事故全記録』 を最近読みました。 中に乗員、乗客524人のうち、奇跡的に生き残った日航職員、落合由美さんの証言があります。墜落直後の様子です。 『どこからか、若い女の人の声で、「早くきて」と言っているのがはっきり聞こえました。あたりには荒い息遣いで「はあはあ」といっているのがわかりました。まだ何人もの息遣いです。 突然、男の子の声がしました。 「ようし、ぼくはがんばるぞ」 と、男の子は言いました。学校へあがったかどうかの男の子の声で、それははっきり聞こえました。しかし、さっき「おかあさーん」と言った男の子と同じ少年なのかどうか、判断はつきません。 やがて真暗ななかに、ヘリコプターの音が聞こえました。あかりは見えないのですが、音ははっきり聞こえていました。それもすぐ近くです。これで、助かる、と私は夢中で右手を伸ばし、振りました。けれど、ヘリコプターはだんだん遠くへ行ってしまうんです。帰っちゃいやって、一生懸命振りました。「助けて」「だれか来て」と、声も出したと思います。ああ、帰って行く・・・・・。 このときもまだ、何人もの荒い息遣いが聞こえていたのです。しかし、男の子や若い女の人の声は、もう聞こえてはいませんでした。』 ご存知のようにこのときの生存者は先述した落合さんをはじめ 吉崎さん母娘、川上 慶子さんの女性4人ですので、この男の子は亡くなってしまいました。 小学校低学年か、幼稚園の男の子…真っ暗な山の中の墜落現場でどんなに心細かったでしょう…。 その男の子が勇気を振り絞って言った言葉 「ようし、ぼくはがんばるぞ」 ボーナスカットや、景気低迷によりふさぎこんでしまうような毎日ですが このときの男の子に比べたら… 最近、このとてもとても重みのある言葉を 心の中で思うことで、元気を出すようにしています。 次回に続く… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.10.31 12:15:23
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