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元代表の穴

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2017/01/04
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カテゴリ:日記
2017/01/04

ふつうの日常スタート。

淡々と準備。
結局ちゃい子は色々シンプルすぎるんだな。
ひっかかりが少なくて、却って頭に定着しない。

昼食はいつものセンチェ丼。


ジャック・ベッケル「穴」(1960)DVDで観る。ベッケルの遺作。
すごい。




傑作だ。
世評の高い名作だが、おれは機会に恵まれず、
今回初めて観ることができた。
この作品について、
映画芸術としてどーのこーのとか
難しい評論は不要と思う。
とにかくもう、単純に超おもしろい、
余計なこと考えるヒマなんか皆無。
物語は至ってシンプル。
実話を元にした脱獄モノ。 
ひたすら穴掘り。
非常にストイックな作品。無駄がない。
ものすごい強靭さで最初から最後まで緊張感が維持され、
一気に観せられてしまう。
なぜこんなにおもしろいのか...
あっとゆー間に終わってしまう。
もちろんバレずに穴掘るために
いろいろ細かく工夫したり(これがもう最高。)、
看守に見つかりそうになったりとか、仲間同士の葛藤があったりとか、
まあ、いろんなことはある。
それでも徹底的にシンプル。
途中、ドリフのコント(志村!後ろ!的な)みたいなところまであって、
おれはそこは大爆笑した。
全体的に実にかっこいい作品。クール。
数ある脱獄映画の中でもこれは飛び抜けてすごい出来だと思う。
ホントに面白かった。

「音」の印象がもの凄い。
特にコンクリートを砕いていく時の「音。音。音....」




息子のジャンベッケルも助監督として関わってる。
彼も映画監督だが、
映画史には、監督としてよりも、
父ジャックベッケルの「穴」の助監督として大きく残るだろう。

大きく脱線しますが、
それでもおれはジャンベッケルの「殺意の夏」は好きだ。


アジャーニの最高に魅力的な姿を残してくれただけでも、彼は偉大。
この映画はアジャーニが無駄に脱ぎまくる。
ソフィーマルソーも必然性皆無で脱ぎまくってた時期がある。
80年代のフランス映画の女優たちはよく脱いでた。なぜだ....。
おれは綺麗な女優さんが脱いでくれたら素直にうれしいし、
それはもうありがたく鑑賞する、
アジャーニやソフィーマルソーが競うように脱ぎまくってた頃は、
さすがにちょっと食傷気味だった。

日本もそーゆー時期があった。80年代くらい。
当時は、いくらなんでも脱ぎすぎ。

逆に今は脱がなすぎ。





家内は職場の新年会なので、一人で夕食。




池上彰『この社会で戦う君に「知の世界地図」をあげよう 池上彰教授の東工大講義 世界篇 / 池上彰 イケガミアキラ 【本】』読◎。
最終講義の学生とのやりとりがよかった。

んー。やっぱりおれは「経済学」が弱いんだな。
金銭の管理とか資産運用とかお金儲けとかそーゆーことではなく、
理論としての経済がよくわかっていない。
池上さんの本を読んでるうちに
昔よりも興味出てきて、
大きな流れはちょっとずつわかってきてる。
でも、そうするとなおさら
「自分がちゃんとわかってない」ってことがわかってきた。


これ読んで、毛沢東の本を読みたいと改めて思った。
おれはマオイズムについての知識が欠落してる。
レーニンやスターリンの方がそれでもよくわかるし、
意見も言える。
毛沢東については知識が少なすぎて、
どうしようもない。
おれは毛沢東がやった極悪なことや酷い女関係などではなく、
「真摯な革命家としての毛沢東」のことを知りたいと思ってる。
そして、その上で「中国女」をもう一度観たい。


マオイズムについて知識皆無でも、
けっこうおもしろく観たのだから
(この作品は思想面完全無視で
ポップな面だけで観てもめちゃおもしろい)
自分に思想的な裏付けがあったら、もっとおもしろいはずだと思う。
そしてフランス五月革命のことについても改めて調べよう。

万事快調」をご機嫌でおもしろく観ることができたのは、
おそらく自分が社会主義思想について昔より知識があって、
歴史的な諸々もわかっていて、
左派的な考え方も少し理解できるようになったからだ。


知識皆無だった若い頃にこれを観ても
これは何が何だかわからなかっただろう。

かつてのおれは左派的な考え方には全く共感できず、
嫌悪感すら抱いていた。
今は違う。

と言っても、右でもない。
極右政党やヘイトスピーチや
そうした一連の流れにはものすごい嫌悪感がある。
かつて左に感じた嫌悪感の軽く数十倍の嫌悪感。
おれはドイツですれ違いざまにスキンヘッドのお兄ちゃんに
いきなりぶん殴られたことがあって、
それが大きなトラウマになってる。
だから、欧米の極右の感覚が特に怖くて、嫌いだ。
本能的に無理。

自分は非常に中途半端だけれど、それでいいと思ってる。
政治的な立場はここでは明確にしません。
右の中で ものすごく左寄りといった方がいいのか、
左の中で ものすごく右寄りといった方がいいのか。
自分でもよくわからない。明確にできない。
ホントに中途半端。
例えばレクチャーの時、
おれはかなり極端に左に寄ってしゃべるときがある。
でもわざと左を演じているわけではない。
そのとき話してる話題による。
各論だと左右はっきりできることも多い。
総論だと難しい。










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Last updated  2017/01/31 05:16:51 PM



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