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かとう あきら

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2017/12/22
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カテゴリ:日記
2017/12/18

朝、千種。昨日に引き続き駅前コメダ。
横家ちゃんと打ち合わせ。
2018秋の曲決め。
楽譜の入手が容易なものからどんどん決めてゆく。
好きなものを何でも歌わせてあげたいが、
オケの編成の制約もあるので、
何でもOKってわけにはいかないのが申し訳ない。
それでも、なかなかいいプログラムになりそう。

宮本むなし​で昼食
鶏のコチジャン炒め定食 760円 うまい
シネマテークで引き続きメルヴィル。
メルヴィルの「いぬ」(1963)シビレたー。

おれは初めて観る作品。
かっこよすぎ。
ラストの帽子のショットは鳥肌モノだ。

話が入り組んでてちょっと難しい。
複雑で凝ったストーリーなのに
ひたすらクールで余計な説明ショットも余計な説明台詞も
説明的なものが一切ないので、
ますます難しい(笑)。
さすがにもうちょい説明した方がいいと思うが、
絶対にしない。
結果としてエンタインメントなのに異様に難解になってる....
でも、そーゆーところも含めてかっこいいんだよな…。

「光と影」、
フィルムノワールの見本のような作品

階段の場面の影のかっこよさは信じがたいレベル。

ジャン=ポール・ベルモンド、かっこよすぎ。
「リオの男」と同年、「勝手にしやがれ」と「気狂いピエロ」の
ちょうど中間くらいの時期の映画だが、
いちばんシブくかっこよく決まってるのは
この「いぬ」だろうと思う。

名駅戻る。
ホテルで勉強、読書。
佐藤優「テロリズムの罠 左巻」

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宮本むなし​で簡単に夕食。
玉子丼390円
宮本むなしばかりだな。
スコーレもシネマテークも近くに宮本むなしあるからなんとなくこうなっちゃっただけ。

​〈禁断の若松孝二監督作品上映会〉@シネマスコーレ、第2夜。



若松孝二監督「松居一代の衝撃」
2回目の鑑賞。本当に久々。
初めて観たのはリアルタイムか、
ほぼリアルタイムに近い時期。
これはスクリーンで観る機会はないだろうと思ってた。
それがこの離婚報道の中、グッドタイミングで公開される。
しかも井上淳一監督のトーク付き。
これはもう行くしかない。
今後も上映機会は少ないだろうし...
そんな訳で行ってきました。

フィルム上映。いい状態のプリントでよかったー。
やっぱりフィルムはいいな。

若き松居一代さんの汗ばんだ喘ぎ顔が
最高の艶っぽさで記録されてる。
本当に見事な撮影。ライティングだ...

いろんな点で問題のある作品。

バストが超貧弱な松居さんのスタイル。
松居さんの演技力の問題....etc..etc...

それでもおれは好きな作品だし
傑作と思ってる。久しぶりに鑑賞しても
その気持ちに変わりはない。
ほとんど一室から出ずの二人芝居。女性教師と生徒。
結界(カーテン)を破るクライマックスに向けて、
グイグイとテンションをあげてゆく演出はやっぱり見事だ。
松居さんの貧乳のことがあるので、
アングルを工夫してるなーってことがとてもよくわかる。
いやあ大変だ...。

若松監督にしては珍しく 政治的思想的メッセージがなく、
ひたすら男女の性に特化して
純粋なエロ映画を撮ってる

少年が希望する通りに意気揚々とヨットで広い海に出たものの、
年上の女と少年は結局ヨットの狭い船室でセックスに明け暮れるだけ。
海もマンションの部屋も同じじゃん。皮肉だ。

そして、ヨットを買う資金の足しにするために
車を売ったときの免許証から足がつく
車屋さんは安岡力也。
少年の父親が佐藤慶。何気に豪華キャスト。


それにしても上映後の井上監督のトークがおもしろすぎ。



最高に楽しい一夜。
感謝です。
井上監督は「衝撃」の助監督だったのだ!
しかも初助監督。
撮影時の裏話が悶絶のおもしろさ。
例によって坪井さんの絶妙なアシスト。
全体として興味深い貴重なお話。映画史的にも大変貴重。
大爆笑しながら貴重なお話を聞く喜び。

(この作品に、この時期の若松監督と足立正生監督の関係性が反映されてるとゆー井上監督の指摘には唸った)

支配人の木全さんが加わってからのトークが、これまたよかった。
スコーレのイベントのトークのおもしろさは尋常じゃない。
場所のオーラもあるだろうけど
坪井さんの話の引き出し方がうまいんだよなー。すごい!
坪井さんはご存知の通り
映画のことになると怒濤のようにキチ喋る人だが、
聞き手に回ると、とても静か。
ポイントでアシスト入れるのが超うまい。
しかもいいタイミングで。
キチ喋ってトランスっぽくなってるときの坪井さんとは全然ちがう。

中川運河の映画​楽しみです。

そうそう
おれはこの「衝撃」のマンションの部屋は
もっと殺伐とした、
内装などほとんどされていない部屋のように記憶していた。
記憶がいつのまにか脳内補正されてたんだな。
久々に観てみるとかなり綺麗な内装で驚いた。
おれは若松監督が当初おもしろいと言ったような
壁にただ単に紙が貼ってあるような殺風景な部屋として記憶してたのだ。
記憶の不思議。
そーゆー若松監督の感覚が画面の内側に内包されているのかもしれない。


そうそう、もう一つ脳内補正。
仕切りのカーテンを引きちぎる劇的な場面。

おれはもっと一気に引きちぎって、
すごい勢いでセックスになだれこむような
かなりスピード感のある場面のように記憶していたが、
実際は芝居がかったスローモーションだった...
しかもちょい間延びした感じにすら見えるスローモーション...。
おれは自分がこうあってほしいと思う方向に
無意識に補正してたんだな...

終演後井上監督とちらっとお話させてもらった。
楽しみな話あり!わーい。


いい気分でホテル戻って寝る







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Last updated  2018/01/02 09:21:40 AM



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