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2019/09/16
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カテゴリ:日記
2019/09/06
午前、映画館
ルキノ・ヴィスコンティ監督「ベニスに死す」 (1971)観る。
もう何度観たかわからん映画。DVDも手元にある。
でも、近くで大スクリーンで観られる機会があるなら
おれはもちろん万難を排して観る。
しかも4kリマスター版だし、行かなきゃ。

感動を新たにした。何度観ても素晴らしい。
何度も観てるので、
改めて書くこともあまり無いんだけれど、
4kの威力はやっぱり凄いなあ、と。

それにしても...
冒頭、エスメラルダ号が港に入ってくるシーンは、
4kでも如何ともし難いのだろうか...

でも、リドのホテルに入ってからは4kの威力が発揮される。
内装や衣装など細部まで途方もない美しさ。
特にタッジオが初めて登場する場面は圧倒的。
この柔らかな繊細さはどうだろう!
バロックの肖像画を思わせる色調と光...
手を合わせたくなるほど美しい。

娼館のシーンってこんなに素敵だったかな。
エリーゼのために...エスメラルダ....タッジオ
4kの効果もあると思うけれど、ホントによかった。
ピアノの後ろからひょいと顔を出すエスメラルダの可愛いこと。

ウィーン黄金時代

おれはシルヴァーナ・マンガーノはこの作品の印象が強すぎて、「にがい米」はもちろん、「家族の肖像」の彼女ですら違和感を感じてしまう。
夢のような美しさだ。
タッジオの家族は東欧の言葉(ポーランド語)とフランス語を話す。4kになったせいか、その感じもよりクリアに伝わってくる感じがする。この当時の東欧の貴族とかは確かにそうだよなー。この当時のヨーロッパの言語感覚が「耳」でよくわかる。




おれがたくさん映画を観るようになったのはこの作品がきっかけ。
今は無くなってしまった長野の勤福センターの上映会で観たのだ。中学か高校の頃。
会議室での上映だった。ホール上映ですらなかった。
いまいちすぎる上映環境だったが、
おれはめっちゃ感動した。衝撃的だった。世の中にはこんな凄いものがあるのかと思った。ここからおれはヴィスコンティとマーラーにどっぷりのめり込むようになる。
当時の大都市の名画座では、ヴィスコンティは簡単に観ることができた。
浴びるように観た。

終映後鮨仁でランチ。激混みで、何とかカウンターを詰めてもらって入れてもらった。みなさん優しい。
アジイワシサバ丼
うまい。青魚大好き。





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Last updated  2020/07/24 06:48:23 PM



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