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カテゴリ:日記
2020/10/28
河瀬直美監督「朝が来る。」(2020) 素晴らしかった。 ドキュメンタリーのようにリアルな(作り事ではない)方向に 徹底的に構築される劇映画。すごい。 ミステリー的で、ドキュメンタリー的で、サスペンスフルで、社会派でもある。独特な作品。 この「生みの母育ての母」とゆーテーマは、 いくらでもエモーショナルに盛り上げられるが、 この作品はそーゆー作為的なことは絶対しない。 素晴らしい。 映像、光がとても美しい。 音が素晴らしい。音楽とゆーか、自然音が! 全体に風通しいい感じなのに、 終始何かがピンと張り詰めていて、 けっこう疲れる(良い疲れ) おれは河瀬監督のいい観客とは言えないが、 今回は井浦新さんと永作さんの出演に惹かれて観た。 永作博美さんと井浦新さん、 ナチュラルな演技が本当に素晴らしい。 こーゆー演技にたどり着くまでのプロセスを思うと、 遠い目になっちゃう。すごすぎ。 そしてそれ以上に蒔田彩珠ちゃんが超凄かった。 やられたー。これからますます楽しみ。 そうそう、蒔田彩珠ちゃんは「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」でもめっちゃ印象的だった。 「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」もう一回観たいな。 浅田美代子さん、めちゃよかった。 若葉竜也さん出てきて「お!」となった。「街の上で」早く観たい。 この作品は途中までは永作さんと井浦さん中心だったのが、途中から完全に蒔田彩珠ちゃん中心の映画になる。独特な構成。 こーゆー生みの親育ての親問題の映画は最近では「夕陽のあと」(2019)もあったなー。ちょっと前だと「八日目の蟬」(2011)もそうだ(しかも永作さん主演)。やっぱり永遠のテーマなんだよな。どの作品も「海」が重要。でもおれは河瀬監督が撮る「海」が特に印象的。蒔田彩珠ちゃんと海のイメージが重なり合う。 住み込みの新聞屋さんのところがよかった。新聞配達も。 NPO法人「ベビーバトン」のシーンも印象的。 昼、 餃子スープとご飯 楽天vs西武3-4で負け。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021/11/09 02:58:33 PM
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