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カテゴリ:日記
2021/07/14
実家寄ってからちょい作業 相生座ロキシー アンドレアス・ドレーゼン監督 「グンダーマン 優しき裏切り者の歌」(2018) 観た。相生座ロキシーではウンディーネからドイツ映画が連続してかかっていてドイツ祭的様相を呈していたが、これで一区切り。これらは単なるドイツ映画ではなく東独に関りのある作品だったので、ある種東独特集みたいな感じでもあった。 おれはこの連続上映、とても楽しめました。感謝。 めっちゃおもしろかった。 主演のアレクサンダー・シェーア名演。劇中の歌は彼が自分で歌っている。あっぱれすぎだ。グンダーマンの妻コニー役のアンナ・ウンターベルガーがめちゃキュートで可愛い。ちょっとドイツ人女優にはない感じのキュートさ。 おれはグンダーマンのことはほとんど知らない。歌も聞いたことなかった。 今回映画で取り上げられた中では"Linda"なんてホントにいい曲だなーと思った。いろいろ聞いてみたくなった。 グンダーマンの歌詞は、かなりシンプルなドイツ語でわかりやすいのも印象的。映画の中のドイツ語も比較的わかりやすい。東独のドイツ語って、けっこうわかりやすいような気がするな。どうなんだろうか。 グンダーマンは有名になっても炭鉱の仕事を続けながら音楽活動をしていた。彼にとって労働と音楽は不可分だったのだ。巨大な採掘機を操縦しながら歌詞を作って、労働者たちに語りかけるように歌った。本人が言うように、根っからのコミュニストだったとゆーことか。心優しいコミュニストで、スパイだった。 おれがドイツにいる頃(ドイツ統一後すぐの時期)、シュタージのアーカイブが閲覧できるようになって、旧東では過去にシュタージのスパイだった人のことが明らかになるようになった。有名人もスパイをやってたことがわかって(自らカミングアウトしたりして)、そのたびに大きく報じられていた。 その頃の感じをちょっと思い出したりもした。 東独の相互監視システムは超絶徹底していて、あまりに徹底しすぎていたために、ほとんどブラックコメディみたいな状況を生むことになる。 「すまん。実はおれ、お前を監視してたんだ」 「いやー、実はおれもお前を監視してたんだ...」 とゆー嘘みたいな会話が成立したりする。凄すぎ.... 炭鉱のシーンが良い。巨大な掘削機が超印象的。 非常にダイナミックな光景なのに、 同時にものすごく荒凉とした印象。 それと反対に ここで働くグンダーマンがすごくナイーブで、 グンダーマンの作る歌も極めて繊細なのがおもしろい。 シュタージのアーカイブの雰囲気も興味深い。 シュタージの職員の描写も興味深い。 スパイ映画で描かれる典型的KGBみたいな冷酷さが あまりないんだよな。 どこか素朴で人の良さも滲み出てる感じが妙にリアルだ。 昼食、南屋さんのおやき。キャベツ、ニラ、 おやつにつぶあんおやきも。 改めてここのおやき最高だと思う。 (亡父はここのおやきが世界一だといつも言ってた) おれは子供時代から ここのおやきを刷り込まれてきた。 おやきといえば南屋さんのおやきだった。 団子も大福も和菓子とおやきは全部ここ。 幸せな状態だったんだなあ。と心から思う。 午後レッスン 短時間いきなりの雷雨 ワクチン接種券届く。 東京感染、1149 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022/07/27 06:08:31 AM
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